現れる悪夢
「黒鯨」の夢を見終える、、
そうして、アグレスはある人物から声をかけられる、、
その声の主は「スリエス」であった、、
だが、「黒鯨」は、、
アグレスが声の方向を見る、、
そこにいたのは、スリエスであった、、
「、、っ!?ど、、どうして、、「倒神」スリエス様がここに、、」
「ん?私は「黒鯨」を生み出したものだよ?眷属ともいえる者の夢に入ることは悪いことかな?アグレス・ガスレット君?」
「い、、いえ、、少々驚いただけです。「倒神」として崇められている、貴方が来ていることに。」
「あはは!!そうかい。それで「黒鯨」の夢を見てどう思った?アグレス君。」
「、、きっと「自然」様も辛かったでしょう、、私はかつての「黒鯨」や「自然」様を知りませんが今の夢を見て、、そう思いました、、」
「、、えぇ、四神代災は皆、私が生み出し、人がいない時代からずっと一緒だったものたち、、だから、仲間の絆は深く固いものですからね。ですから、「自然」も苦しかったでしょう。」
「、、、、、、、」
アグレスはどこか違和感を感じていた、、
それは正しかった、、
「さて、お話も終わりました。それでは、、」
スリエスがアグレスに対して攻撃を仕掛ける、、
それにアグレスは反応する、、
「、、っ!?ど、、どういうことですか!?ここは「黒鯨」の夢!!ここで私を殺せば!!「黒鯨」も一緒に死にますよ!!」
「えぇ、、そのつもりで攻撃をしました。「黒鯨」はやってはならないことをしたことはあなたも見ていたでしょ?だから、その贖罪を償ってもらいます。「自然」はやれなかったみたいですからね、、」
スリエスの攻撃がアグレスの顔めがけて襲ってくる、、
しかし、その攻撃は黒い波によって防がれた、、
「、、、「黒鯨」、、どうして起きている?深淵で眠っていたのではないのかい?」
「いやな気配がしてな、、飛び起きたらこれだよ、、どうしてお前がここにいる!!「平和」!!」
アグレスがスリエスと思っていたものは、、
四神代災の中で一番危険な存在「平和」であった、、
「、、え?、、す、、スリエス様では、、なく?」
「あ!?ちげぇよ!!あいつは俺が言っていた四神代災の中で一番危険な「平和」だ!!気を張れ!!アグレス!!」
「黒鯨」の大声にアグレスは驚くがすぐに気を立て直す、、
「すまない、、少し困惑してしまった。」
「はぁ、、折角、催眠をかけたというのに、、」
「どうしてスリエス様の姿をした!!」
「だって、アイエリス様の姿になるとすぐにアグレス君は殺しに来るでしょ?だから、スリエス様の姿を借りたの。アグレス君はスリエス様の姿を知らなかったからね。」
「そうか、、だがな、、お前、忘れたのか?我々が最も嫌う行為を!!」
「知っているわよ?知っているうえでやったのよ。」
「平和」からそのようなふざけた回答が返ってきた瞬間、、
「黒鯨」は「平和」の眼前にいた、、
しかし、「平和」は何事もないかのように「黒鯨」の攻撃を避け反撃をした、、
「、、ちっ!!相変わらずどんな反射神経してんだよ、、」
「貴方も相変わらず、、黒波に乗って攻撃をしてくるのは、、ただそれは直線的だと言ったでしょ?」
「知るか、、俺は頭を使うのは嫌いだ、、だから、俺は自分の力を伸ばしたんだよ!!」
「黒鯨」がそう言った瞬間、、
「黒鯨」とアグレスの背後から視線を上げるほどの巨大な黒波が現れた、、
「すごいね、、ここまで黒波を扱えるようになったんだね、、「黒鯨」、、」
「上から目線をやめろ!!「平和」!!」
「黒鯨」は巨大な黒波を「平和」に向け走らせた、、
しかし、「平和」は手を前に出すと、黒波は「平和」の手を避けるかのように左右に分かれていった、、
それは、「黒鯨」でも予想していなかった事態、、
しかし、アグレスはその事態を冷静に見ていた、、
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