表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/7

「黒鯨」の夢

アグレスは「黒鯨」の夢を見た、、

その夢で知る真実、、

何故、「黒鯨」が死んだのか、、

そうして、アグレスの前に現れる者とは、、

アグレスはある夢を見る、、

それは「黒鯨」の夢であった、、


「はぁはぁ、、どうして、、どうして邪魔をする!!「自然」!!」


「貴方がやり過ぎたからですよ、、「粛清」。」


「ふざけたことを抜かすな!!俺がやらなきゃ誰もやらないだろうが!!」


「だからと言って、「王」たちを殺すのはやり過ぎだ。あいつらは私たちが納めきれない場所を任せられた者たち。そのようなものたちを殺すときは、私たち、四神代災の許可を得ることが必須だと言ったはずだ。」


「そんなものではだめだ!!「粛清」とは「この世に被害をもたらすものを殺す」ことが仕事だ!!あの者たちはこの世を壊そうとした!!だから俺が「粛清」を行ったんだ!!それなのに!!どうしてお前が邪魔をするんだ!!」


「、、黙れ、、黙ってくれ、、私だってお前のことは殺したくないんだ、、」


「、、なら、、どうしてだ、、」


「お前は、、やり過ぎた、、それ以上も、それ以下もない。だから、、おとなしく死んでくれ、、」


「自然」の顔は今にも泣きそうな顔をしていた、、

そんな顔を見た「黒鯨」は何かを察したように言葉を出す、、


「そうか、、お前も、、そうなのか、、」


「、、、っ!!」


「すまんな、、「自然」、、お前にこんな役割を与えてしまって、、」


「本当ですよ、、貴方は昔から、、私にこんな役ばかり、、本当に、、バカですよ。」


「自然」はどこか寂しそうな目で「黒鯨」を見ながらそう言葉を放った。


「ほら、殺せよ。じゃなきゃ、お前の仕事も終わらんだろ?」


「、、、、」


「黒鯨」は止めを刺すように言ったが、「自然」は「黒鯨」にとどめを刺すことができなかった、、


「どうした?どうして止めを刺さないんだ?」


「、、できるわけないでしょ、、私は、、アイエリス様とスリエス様から「友情」という心をもらったのよ、、だから、私は一番向いてないのよ、、こんな役割、、」


「自然」からそんな言葉を聞いた「黒鯨」は歩みを進めた、、

それは「自然」すら予想していなかった行動であった、、


「、、っ!?ど、、何をしているのですか!!「黒鯨」!!」


「こうでもしなきゃ、、お前は俺のことを殺せんだろ?だから、、っ!!こうして、、前に進んでるんだよ、、」


「だからと言って!!この剣に刺さることはないでしょうが!!この剣は!!」


「知ってるよ、、お前が絶対に”右手”にもつ武器、、「神森の剣」、、「根源」を「自然」に無条件で帰す”神聖なる森の剣”、、我々を唯一殺せる武器だ、、だから、、その剣に刺された、、これが俺の覚悟だ。」


「黒鯨」の眼には決意が込められていた、、

その眼を見た「自然」はある事を「黒鯨」に話す、、


「、、あなたはここで死にます。ですが、この剣には、もう一つだけ力があります。これは、アイエリス様、スリエス様から言うなと釘を刺されていましたが、貴方には伝えます。また会いたいですから、、」


「なにをいって、、」


「私の「神森の剣」は”「根源」を「自然」に無条件で帰す”という力と”「根源」を「輪廻」に無条件で帰す”というもう一つの力があります。「根源」を「自然」に返せばもう生まれ変わりはありません。アイエリス様とスリエス様がまた創造しない限り、ですが、「輪廻」に返せば四神代災の力は失いますが生まれ変わりができます。これは、私自身が選択できます。ですので、今回は「輪廻」を選びます。ですから、、また、私たちに会いに来てくださいね?「黒鯨」、、」


「、、なめたことしやがって、、文句言ってやるから、、絶対見つけるぜ、、「自然」や、、」


「黒鯨」の夢はここで終わった、、

アグレスは、何故、この夢を見たのかを理解できなかったが、自身の心では理解していた、、

そうして、アグレスは後ろに誰かがいることを感じ取り、言葉を出そうとした瞬間、、

アグレスの口は言葉を出せなくなっていた、、

アグレスは、目線をその者に向けると驚きの表情を現した、、

お読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。

高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。

この作品は不定期です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ