数十年後の世界
スリエスとアイエリスが、神と代理者になってから数十年後、、
アイエリスを姉に持つということからアグレスは迫害を受けていた、、
しかし、アグレスはそんな迫害に負けることはなく、、
そうして、アグレスの努力は「剣聖」に認められる、、
スリエスとアイエリスが神と代理者になってから、数十年が経っていた、、
ある街はずれに、祖母と一緒に暮らしている、一人の男の子、、
その者こそ、アイエリス、、「無情」によって自身の両親を奪われた、元王国第二王子 アグレス・ガスレット、、その人である、、
これは、かつて、事情を知らずに両親を奪われ、憎悪を覚えた者の物語、、
ある街のはずれ、、祖母と青年の二人が暮らしていた、、
青年は、学園に通い、普通の生活を送っていた、、
「アグレス!!起きなさい!!もうすぐ学園に行く時間でしょう!!」
「、、っ!!やっばい!!遅れる!!」
「もう、、ほら。」
「ありがとう!!ベルばぁちゃん!!行ってきます!!」
「えぇ、行ってらっしゃい。」
青年は元気よく家を出た。
青年は、アイエリスたちが暴れたが、被害を逃れた国、、「平和の国 ムズレスト公国」に住んでいた、、
そこの「魔剣総合学園 フレッドマリ学園」に通っていた、、
しかし、青年は「無情」を姉に持つ、、元王国第二王子 アグレス・ガスレット、、その悪名に近しい名が、アグレスの学園生活の足を引っ張っていた、、
「おい、、来たぜ、、「歴史の冒涜者 アイエリス・ガスレット」を姉に持つ、犯罪者の弟、、アグレス・ガスレットだぜ、、よく来れるよね。」
「そうだよな。よくあんなことした奴を姉に持っていて普通に暮らせるよな。」
周りがアグレスに冷たく、鋭い言葉を投げかける中、一人の女性がアグレスに声をかける。
「アグレス!!おはよう!!」
「、、っ!!マリエス!!昨日も言っただろ!?もう僕に関わるなって!!」
「どうして?私があなたに関わろうと私の勝手でしょ?」
「、、そうかもしれないけど、、君は。」
アグレスが口を開こうとした瞬間、、
後方から大きな声が聞こえる、、
「マリエス!!そいつと話すなと言っただろうが!!」
「、、エリース、、あのねぇ、、アグレスが何かやったわけじゃないでしょ!?なのに、彼を責めるのは違うんじゃないの!?」
「関係あるか。たとえ、そいつが何もしてないとしても、「歴史の冒涜者」を姉に持っている時点で犯罪者も同然なんだよ。」
「だから!!」
マリエスが言葉を返そうとした瞬間、、
マリエスの頬が激しくたたかれた、、
「、、っ!!」
「黙れ。お前からの返答など聞いていない。お前は、マレズ公爵の息子である。俺の許嫁、、ならば、お前は俺の言うことだけ聞けばよいのだ。」
「、、エリース、、貴方そこまで、、」
「いいよ!!マリエス様!!私はあなたと友人関係になるには不相応ですので。もう、私に関わらないでください。」
「、、っ!!もう!!アグレスの馬鹿!!」
マリエスは走り、エリースと呼ばれるものはさげすむような目でアグレスを見て去っていった、、
そして、アグレスもある場所に歩いていく、、
そこは、剣の習練場であった、、
そこで、アグレスは何百回と剣を振っていた、、
「はぁ、、ふぅ、、まだまだ、、」
そんな彼に声をかける者がいた、、
その者は、現代の「剣聖」の「称号」を持っている剣豪であった、、
「すごいね。その歳で何百回と剣を振れるんだね。君、名前は?」
「これはこれは、「剣聖」の「称号」を持ち、「魔剣総合学園 フレッドマリ学園」の「特級剣術指南役」 ザング・ブレイル様ではございませんか。私は、「フレッド学園」の二年生 アグレス・ガスレットでございます。」
「そうか、、君が「無情」の弟君か。」
「申し訳ありませんが、、その者の名も、「称号」も口にしないではいただけませんでしょうか?非常に気分が悪くってしまいますので。」
「それはすまなかった。」
「それで私に話しかけた理由は何でしょうか?」
「あぁ、君、僕の授業に参加しないか?君の素振りを見るに、剣の筋はいい。だが、対人や剣術は技術がついてないように見えてな。」
「いいのですか!?」
「あぁ、構わない。剣を習うのに、犯罪者も、その親族も、貴族も、王族も関係ないからな。使う者次第だよ。剣術というのはね。」
「ありがとうございます!!」
「それじゃ、この後の授業待ってるよ。」
アグレスの何百回と剣を振っている姿に、感銘を受けた「剣聖」はアグレスを自身の授業に誘った。
アグレスは、その誘いに心を躍らせ参加の意思を明確にした、、
そうして、アグレスは「剣聖」の授業を受けに行く、、
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この作品は不定期です。
この作品は「戦いなんて興味がない、だって最強だから、、」の続編です。
この作品の主人公は、アイエリスの弟が主人公です。
今作も楽しくお読みくださいませ。
ぜひ、前作もお読みください。よろしくお願いします。




