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吹雪
ちゃっぷい。
黒雲の空
びゅうびゅう
唸りをたてる風切り音
目の前に
一面雪の点描
目も開けられぬ踊り狂う雪の群れ
口を開けると
吸いこまれる雪は冷たい
歯をくいしばり
雪を睨みつける
目の中には雪の粒て
さむいさむいさむか
さむいさむいさむか
指先がかじかみ傷みだす
-0℃を超す極寒に風速8ｍの風
体感温度いくつ
ここは九州ぞ
吹雪よ間違えてないか
俺は九州男ぞ
吹雪よ勘弁してくれ
もうすぐ家に帰ってあったまれる
想像だ
妄想で
吹雪を越えろ
つま先が冷え傷みだす
白い息が空に溶ける
もうすぐもうすぐだと
言い聞かせる
2月吹雪川の上
ちゃっぷい。
