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体を締め付ける拷問
「私を殺しに来たんでしょ?」
「じゃあコソコソ隠れてないで、お話ししましょう。」
少女が操る触手に巻き取られ、眼前に引き寄せられる。
知性を持つ魔物は総じて、捕えた獲物で‘’遊ぶ‘’という下卑た趣味を持っている。
勿論スマブラとかやるわけではなく
拷問したり調教したり、そういう意味での‘’遊び‘’だ。
彼女が私を捕えたままで殺さないのは、それが理由だろう。
「さっさと首を絞めればいいのに、拷問好きなの?」
「えぇ、とっても。
痛い拷問と気持良い拷問、どっちが好み?ゆっくり時間をかけて堕としてあげる。」
「あんたみたいな‘’まな板‘’に私を堕とすテクがあるとは思えないけど。
まだ経験無いんでしょ?」
「痛ッ…!」
骨が軋む音が確かに聞こえた。
「体を締め付ける拷問はたまらないよ。身体が変形していくのが間近で見えるからね。
グチャグチャになっていく自分の身体にあなたはどこまで耐えられるかしら?」
そう言って彼女は嬉しそうに笑った。
冷汗が身体を包んで湿らせていく…