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【書籍化1~2巻発売中!】必中のダンジョン探索~必中なので安全圏からペチペチ矢を射ってレベルアップ~  作者: スクイッド


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制圧ターイム

 やることは至って単純。

 まずは、外のベランダから窓越しに、教室にいる奴らに気づかれないように【捕捉】スキルを使う。


 こいつは視認できればそれで良いんだ。窓越しでも視認したって判定されるだろう。


 だけど、その前準備で四つん這いになって、今いる場所とは反対側の机が後ろに移動させられている方に移動する。


 移動を終えたところでまた教室を覗いて見るのは、まずは武器。というか武器にしておかないと、今の俺のレベルとあいつらの感じたレベルの差を考えたら確実にR-18Gのなかなかショッキングな映像になると思う。


 なので、今回狙うのは武器だけだ。


 あいつらの目的は完全に制圧してから聞き出せば良い。


「複数捕捉」


【複数捕捉】する時に中の様子を見ていると、一人一人のステータスを確認していて、ちょくちょく男達の声が聞こえてきている。


 どうやら、あいつらもまだ俺に気づいていないみたいだし、このまま一気にやらせてもらおう。


「魔法矢。フッ!」


 俺は、両手に二本ずつ【魔法矢】で透明な矢を作り出して、それを当たれと念じながら投げつける。


 投げつけた矢は、窓のガラスや壁になってる部分をすり抜けて竜の瞳の四人が持っていた銃を粉砕した。


「うおっ!?」


「今のはなんだよ!」


「なんで銃が!?」


「落ち着けてめえら!こんなことできるのはスキルしかねぇだろ!

 ステータスを確認した生徒の中にはこんなことできるスキル持ちはいなかったんだ。つまり、今のはまだ確認してないガキどもだ!

 なめたマネをしてくれやがったガキはどこのどいつか知らんが、さっさと目的のガキを探しだせ!」


 リーダー以外の男達は銃が突然破壊されたことに混乱していたのに、すぐに冷静になり、統率がとれるような状態に戻ってしまった。


 あのまま混乱してくれてた方が楽だったんだけどそんな都合良くはいかないか。


「そうとなったら……オラァ!」


 窓を蹴りで割りながら教室に入って机の上に着地する。

 非常事態だから許して!


 そして、当然というべきか呆然とした表情をしている生徒とリーダーを除いた男達。


 リーダーは少し呆然としていたけど、すぐに我を取り戻して懐に手を突っ込む。なにか武器を取ろうとしてるんだろうけどそれをさせるわけにはいかない。


 すぐさま動いてきそうなリーダー含めて、呆然としていた男達をまとめて蹴り飛ばし、殴り飛ばして廊下に叩き出す。


 一通り生徒達を見渡して怪我がなさそうなのを確認する。


「悪いね。ちょっと待っててくれよ」


 そして、状態異常になってなさそうなのも確認してから、まだ呆然としていた生徒達にそう告げて廊下に出る。


「ゲホッゲホッ……てめえやってくれたな……!」


 廊下に出ると、男達は壁に背中を預けるように気絶していたり、床に倒れるように気絶していて、リーダーは辛うじて意識があるのか、咳をしながら立ち上がってきた。


 それに、【索敵】スキルの反応でも音を聞きつけたのかどんどん階段を監視していたはずの奴らが上ってきているみたいだ。


 まあ、今回ばかりは好都合。


「まあ、別にいいだろ。それよりもあんたらの目的はなんだ?」


「はぁ?教えるかボケェ!」


 まあ、簡単に教えてくれる訳ないか。

 それなら……


「全員まとめてぶっ倒す!」









 まあ結局、体育館みたいな広い場所ならまだしも狭い廊下なのに加えて、人質にする生徒もいない。


 レベルは圧倒的に俺の方が上という条件下で竜の瞳の男達に勝ち目なんてあるわけがなく、あっさりと全員を倒すことができた。


 俺が銃を破壊する前に、廊下で弾幕を張られたのは少し焦ったけど、【予測】と俊敏のステータスのおかげでなんとか避けることができたしな。


 警察もようやく来て竜の瞳を連れてったみたいだし、これで事件は一件落着だろう。

 というかそうであってくれ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] フラグか? それに気づかない人、イコールフラグ。 うわ~、なんか今考えたら、警察のほうがかわいそうじゃね…。
2022/09/30 18:24 退会済み
管理
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