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おじいちゃんの初ファンタジー

「この世界は魔法、貴族、魔物、神、そちらの世界では起こりえないことが起こる異世界。」


ものすごくざっくりとした説明に困惑している時に春さんが


「ここは王道ファンタジーの世界ですよ。壱さん。

魔法や剣を使って魔物討伐やダンジョン攻略していくやつですよ。」


春さんは生前、読書が趣味だった様々なジャンルを読んでいたが特にファンタジー系が好きだった。

よく寝る前に楽しそうに話してくれていたのを思い出す。


すると村長が「そんな感じですよ。あとはあなた達の職業をこの村で決めることができますじゃ。」


椅子から立ち奥の部屋へと案内された。

そこには成人男性一人分くらいの真水晶があった。


どんなものか聞くと村で生まれた子供は真水晶で職業を決められるのだとか。


「さぁ、イチさん水晶に触れてください。」

村長に促され手を当ててみる。


水晶に剣が映り込む。すると「イチさんは冒険者ですな。」


まさか自分が冒険者に選ばれるとは農民とかで良かったのにと思っていると春さんの出番がきた。


「ハルさん水晶に触れてください。」


春さんが真水晶に触れると水晶にヒビが入り粉々に砕け散ってしまった。


村長は驚きを隠せない様子だったが春さんの怪我が心配で駆け寄る。


「春さん大丈夫か?怪我はないか?」


「大丈夫よ、少し驚いたけれどどこも怪我してないわ。」


村長の方を見ると血相を変えて出ていってしまった。


あとを追いかけるように外に出ると村の人達がクワや包丁、石を持って待ち構えていた。


村長は言った。「この転生民は魔族である。村を守れ」


村人は雄叫びをあげ危機迫ってくる。


理由は分からないが春さんと逃げるしかない。春さんの手を掴み森の方へ逃げて行った。

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