終わったかもしれん
友人に付き合っていることを言い当てられた。
・・・
修羅場だわ・・・これ・・・
「・・・ま、いいんじゃない?」
・・・え?
「あいつが選んだとしか思えない。おめーも自分の顔がヤヴァイ程不細工だということは知ってるんだろ?おまけに、おめーは自分から自爆しに行くような身の程知らずではないだろ? 」
「ま、合ってるけど。」
「俺は応援してる。ただ・・・」
「ただ?」
「イケメンには気を付けておけ。これをそいつらに知られたらお前は終わりだ。」
「お、おおぅ・・・」
「じゃ、頑張れリア充。」
何事もなく去っていった。
死ぬかと思った・・・
ま、この学校のイケメンはすぐ「付き合う=■■■」に繋げるやつが多いからな。
気を付けよう…
修羅場だと思っていた10月も上の一件の後にのほほんと過ぎ、やがて11月(紅葉の季節)がやってきた。
もちろん、俺らも紅葉狩りという名のデートに行こう…
とした。しかしお互いの予定がことごとくかみ合わず、結局この話は流れ、気が付けば期末テストが近づいていた。
そんな11月中旬のある日、三宮からこんなことを言われた。
「うち来ない?勉強しに。」
・・・おうちデートやないかい…リスク高いやつですやん…