表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集8 (351話~400話)

来訪

作者: 蹴沢缶九郎

一機の銀色をした円盤が、遥か上空の雲間から夜の地球に降り立ち、そこからクラゲ形の宇宙人が姿を現した。

宇宙人は人気(ひとけ)のない道で、たどたどしく千鳥足で歩く一人の青年に声を掛けた。


「どうもこんばんは、私はチルア星人のロッポと言います。友好の為にこの星を訪れました。どうか、仲良くしましょう」


しかし、声を掛けられた青年は、


「おや、宇宙人の幻覚が現れたぞ。どうやら今日は呑みすぎたようだ。さっさと帰って寝るとしよう」


と呟き、ロッポの存在を無視してそのまま歩き去って行った。


その日、地球に宇宙人が訪れたなどという事実はなく、青年の言う通り、全てが酔いからくる幻覚であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ