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ookamito tsuki
ookamito tsuki
月に憧れているのは、
みんなを照らしているから。
月に触れたくなるのは、
誰も触れることなどできないから。
おおかみ男は、今日も思う。
月なんてなかったら、僕は、僕は。
もっと、上手に生きていけたのに。
月を嫌いになれないのは、
見ていると、ほっとするから。
いつも月に、助けられているのは、
僕のほうだった。
おおかみ男は、ひとり思う。
もっと、上手に生きていこう。
月に映りたくなるのは、
届かないこと認めたくないから。
おおかみ男は、今日も思う。
月に届いたら、僕は、僕は。
この世界で輝いてみせるのに。




