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依頼

急展開過ぎたかな?

アイリスとアイギスがクスンクスンしながらグリーフにべったりくっつきながら街へ帰ると、門番のカガリが槍を研ぎながら警備をしていた。

「おう、帰ったかい。どうだった?」

「虫とかならまだしも、魔獣を殺したのは初めてだ。ご覧の有り様だ。」 「ははは!誰しもが通る道だな。」「人によりけりだがな、こいつ等は吐かないだけましだ。」「訓練の賜物だな。」

「あぁ。じゃあ行くぞ。」

「通行許可する。またな。」





彼らが住むのは大通りの一本裏で、衛兵の詰め所の真後ろ。アイギスもアイギスも料理や洗濯が出来るので、良く昼食や夜食、洗濯などをして衛兵たちと仲良くしていた。家に帰ると衛兵の古株、最早戦闘はままならないが留守番や事務仕事ならと言うよぼよぼのゲーテが玄関前でタバコをふかしながら良い服を着た中年の誰かと話をしていた。


「じいちゃん!ただいま!」

「老師、戻りました。」 アイギスは掃除や食事の世話をして、アイリスは体術を学んでいた。

「おぉ、お帰り。」 歴戦の戦士や超大物俳優を思い浮かべるような渋い声でゲーテか返事を返した。

「その様子だと矢張りか。誰しもが通る道よのぉ。儂の時はその場で吐き散らかしてしもぅたわ。」

「ま、その内慣れる。」 「お主はいつも素っ気ないのぅ。今に始まったことではないがの。」

「お前も一丁前の事を言うようになったな。」

「お主は本当に昔からかわらんの。見た目も中身も。じゃが、気配は変わったかの。角が無くなって話しやすいわい。」

すると、先程の中年の男が話しかけてきた。

「すいません。グリーフさんでよろしいでしょうか?」

「私がグリーフだ。」

「そうですか!実は折り入ってお願いしたいことがあるのですが、わが学園の講師をして頂けないかと、講師を勤めになられましたらば、2人のお子様を学費無しで入学しても良いと学園長より申されましたもので。」「俺がか?」

「グリーフ、まただよ。」

「あぁ。すまん。」グリーフは良く俺と私をごちゃ混ぜにして喋る。それについてはアイギスから良く注意されていたが未だに治りそうにない。


「だが、俺で無くても良いだろ。他にも腕が立つ冒険者が居る。そいつ等に頼め。」

「そこを何とか。これまでの収入の倍払います。お子様は2人とも学費無しです。何なら給金を三倍で如何なものでしょう。」引き下がらないゲーテが鬱陶しくなりグリーフはこう返した。

「なぜ俺だときいている」グリーフから静かな威圧が放たれ、窓が僅かに振動している。


「…はっ、はい。実は、最近特に貴族の御子息たちが反抗てきで、教師にまで手をあげ始めています。そこで、貴族も平民も差別しない、おまけに、今は消滅した流派ですが、真一刀流開祖にして【魂断ち】と呼ばれ、約500年前に栄えた究極の流派。ドラゴンスレイヤーとなり、無限の生命力と寿命を得たあなたなら滅びた真一刀流の力を更に極めた事でしょう。今一度、その力で世の中を変えてはくれませんか?」「その真一刀流だっけ?俺が開祖っつうより弟子が勝手に名乗り始めただけで、俺が言い出した事じゃ無いんだよな。」

「そ、そうでしたか、非礼をお詫びします。所で、講師の方は受けていただけますか?」

「まあまて。アイリス、アイギス、お前たち学園に行く気は有るか?」

「「行く。」」

「だそうだ。」

「有り難い。それではいつから働いて頂けますか?」

「こちらも準備出来次第だ。冒険者の仕事もやらないと依頼が消化できないからな。冒険者の仕事を続けるが明日から講師をしても良い」

「そうですか。ではこちらが生徒用のローブです。これを上に羽織っていれば下は私服で構いません。講師の方はこちらのペンダントを首かけて下さい。」渡されたのは、黒地に左胸に校章の刺繍が入ったローブ2つとシンプルな銀のドックタグである。

無理矢理過ぎたかも

ε=(・д・`*)ハァ…

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