初遭遇
半分説明文みたいになってます。すいません。
アイギスの得物、剣と呼ぶには余りに細いそれは、反り浅く大きな切っ先で片刃。刀身には二本の溝が彫られている。“刀”と呼ばれる使用者が皆無に等しい使い手が滅んだとされる武器である。銘を『白雷』と言う。アイギスはその外にスローイングナイフを使う訓練を受けている。
それに対してアイリスは、ブレードトンファー、鉈、ダガーと多彩な品揃えで、トンファーと鉈、トンファーとダガー、ダガーと鉈、と組み合わせて戦う。
普段は大人しいが、戦闘では先陣を切って斬りかかる。思いの外バーサーカーなのだ。
そして、グリーフはフリッサとメリケンである。斬りつけて接近し、肉薄した所で寸打と呼ばれるベリーショートパンチを繰り出す。それが彼の得意な戦法だった。
「今日の目標ってなんだ?リーフっていつも必要なこと言わないからこまんだよね。」
「アイギス!あんまりそんなこと言っちゃだめだよ?リーフ困ってるし…」
数年で微妙に口調が変わったことに気付かないグリーフはこう言った。
「自分の事は自分で。決まりだよ?何回も言わせないでね。」ニコッ
「…っ!!…ご、ごめん、なさい。」
「よろしい。」
すっかり緊張がとれたのを見計らって、洞窟に入る。ここは中級(E~Sまであるギルドランク)のモンスターがでる。
しかし、グリーフが育てただけあって中級は余裕である。しかし、実戦なれしていない彼女たちにはちょうど良い。
「き、緊張するよ、リーフ」
「あたしも、少し緊張するかも。」
「ここは、お金も稼げるし、敵さんは弱いから安心して。」 「いや、無理だし。」
ちなみに、グリーフの言う弱いはBランクの冒険者が十人がかりで倒したモンスターを一撃で葬り去る。安心できる訳ないし。
「おーい。デッドウルフ三体来たぞー。肩慣らしに狩ってみろや。」
「え…ちょ、まって。」
デッドウル→ランクA
ぐだぐだですね。
ごめんなさい。