知人のチャラめイケメンおにいさんにひたすら口説かれるだけ
多少チャラいような雰囲気がある男性に口説かれるだけの話です。短い話が読みたい方にオススメです。たぶん女性向けです。セリフがとても多めで地の文がありません。セリフ小説(台本形式)に少し似ています。この小説は、pixiv、小説家になろう、カクヨム、pixivFANBOXに投稿しています。
わ~チャコちゃん、久しぶり。
元気だった?
そっかそっか、チャコちゃんが元気なら良かった~。チャコちゃんがしょんぼりしてたら大問題だもん。
え?
なんの大問題って?
俺のメンタルが崩壊する。うん、間違いない。
だってチャコちゃんの笑顔は国宝級だもんなぁ。
可愛いよ。
えっ、何言ってるのって?
ンー。なんだろうね。
あは……ははは。
もっかい言うね?
チャコちゃんの笑顔は可愛いね、国宝級のSSRスマイルだねって言っただけだよ。え? SSRってなんでって?
いや、チャコちゃんってソシャゲ好きじゃなかったっけ。
え。いや、俺は……。その。まあ、ちょっとやっただけだけのにわかだけど。まー良いじゃんそんなのは。
お兄さんやっと覚えたんだぜ、SSRってスーパースーパーレアの略なんだよな?
うん。
やっぱSSRのスマイルだと思うよ。チャコちゃんの笑顔は花丸百点だと思う。見ててこう……胸のとこがギューッとするんよな。じわっとあったかくなる。なんでって?
そういうのに理屈とか無いから。
恋かって?
おいおいおいおい。
直球すぎだろ。
まあ、うーん。どうなんだろうな。
お兄さんあんまり恋とかしないんだよねー。そうそう。
え? 遊んでそう?
ひどくないー? 普通にディスってるじゃん。ひどいなぁ、お兄さんチャラそうに見えるかもしんないけどさ、こう見えて一途なんだぜ。えっ「絶対ナイ」って……。
もー。ひどい。
チャコちゃんのこと可愛いって言ってるのは本心なのにー。
そうそう。
可愛い人に可愛いって言ってるだけだよ。事実確認じゃんただの。え? 危ない人? おいおい。不審者扱いされるよりはチャラいおにいさんのほうが認識としてヨカッタナァー! ウッ、涙でてきた……。
チャコちゃんのなかで俺はどーゆうイメージなのよ。
え。
適当?
チャラい?
うざい……。
うそつき。
年甲斐がない。
不審者。
……ウウッ、おにいさん、ちょっと柔らかいおふとんにくるまれてくる……。涙ふくティッシュとあったかいココアとお気に入りの音楽のセットが要る……。
あ?
なんだよ……チャコちゃん。おにいさんもうメンタルぼろぼろだぜ? これ以上あんまり言うなよ。割と本気で傷つくぞ。
なんだよぉ……。
え?
でも意外と真面目?
……仕事してる時はかっこよかった?
うわ。見てたん。
へえ、偶然。
そうかよ。
へへ……恥ずかしいって。
そっか。
…………。
…………。
…………。
チャコちゃん、帰り、気を付けてな。
最近物騒だから。
(そういうと、この知人は私に手をふって、その場を立ち去った)
(うっすらと頬が赤い気がしたのは、たぶん気のせいだろう)