一章3 [山麓亭鬼姫の高座]
山麓亭鬼姫は出囃子が鳴る中舞台の中央へ向かい座った。
座布団に座ると深く礼をして話し始めた。
「先日ですね私にも念願の弟弟子ができたと思っていましたら、何とビックリ私よりも8年も前から弟子入りをしていたらしいのです。まぁしかし本人はそんな事も関係なしに私の事を姉弟子として慕ってくれるのです。」
鬼姫は掴みとして自身の嬉しい話をした。
掴みを終えると次の話をしつつ着物の上に着ていた羽織物を脱いだ。
「祝い事には贈り物を用意しますね、その贈り物には必ずと言って良いほど熨斗をつけます。今の熨斗は紙でございますが本来は鮑を使うのです。」
「夫婦てのは不思議なものでして、亭主がしっかりしてると奥さんが抜けているこれは逆も然りでありますね」
「町内には1人ぐらいは必ず世の中ついでに生きている様な人間がいまして、何ともめでたい男」
「何やってんだよ朝っぱら昼過ぎまで仕事ほっぽり出してどこ行ってたんだい」
鬼姫は自分の若い声を老けさせて掛け合いを始めた。
「どこ行ってたてぇ、お城の堀に乙姫様が現れたてぇんで見に行ってたんだよ」
今度は少し気の抜けた様な声で答えた。
「バカだねあんたそりゃ担がれてんだよ」
「俺ぁ担がれてなんかいねぇよ自分で歩いて来たんだ」
「バカな人だね」
客席からは抜けている夫を諫める奥さんを見て笑っている。
「それであんた帰って来たのかい?」
「堀をジッと見てたら目眩がしてなんでかなって考えてみると朝からおまんま食べてないんだよ、飯食わせろ」
「そんなこと言ったってお米がないの」
伊織と慈昭が舞台袖から鬼姫の高座を見ている。
「父さんあれって…」
伊織は何かに気づいた様にして慈昭に聞こうとした。
しかし慈昭は今は見いていろと言い伊織の言葉を遮った。
この伊織の言葉と慈昭の行動を理解できる者はいない。
何故なら誰が見ても、上手い二ツ目が【鮑のし】を掛けているだけだから。
「米がないって言ったって買ってくればいいだろ」
「買いたくても銭がないの」
「銭がないって人の住んでる家だ何かあるだろ」
「何もないから私だって呆れ返ってんだよ」
「じゃあ鼠でも食えばいいだろ」
「鼠食えばいいじゃないかって鼠がいる間はウチだって対してものなんだよ」
会場が笑いに包まれ鬼姫は笑いが収まるまでの少しの間間をとった。
「私さっきねぇ、あんまりウチが汚いから天井裏見てみたら鼠が餓死してたんだよ」
「そんな事言ったて俺はあと一食抜いちまったら死んじゃうよ」
「そんなに食べたいなら山田さんとこ行ってお金貸してもらいな」
「山田さんはお金貸してくれないよ、あの人お金って言うとないって言うんだ」
「そりゃねお前さんが行って貸してて言ったて貸してくれないよ、女房のお光が貸してくださいそう言いましたって言いなさい、それでね五十銭借りて魚屋に言ってお頭付き買っておいで、それをね大家さん所持って行ってね。ここからが大事だよ大家さんの若旦那にお嫁さんが来るからお祝いやらで忙しいのそこへお前さんがね、お魚持って行って大家さんおめでとうございますなんて言うとね気の利いた人だから一円ぐらいくれるから」
「お前は頭がいいなぁ分かったそう言って借りて来るから」
鬼姫はこれまでスムーズに噺を進めていたが、一瞬間をおく。
「こんちは…山田さんこんちは」
「はい…甚平衛さんじゃないどうしたんだい」
「あの実はねお金を…」
「ないよ」
会場も予想がついていたであろうが食い気味にキッパリ言う様子に会場が沸く。
「これなんだよいつもこうやって言うだけど今日はないよじゃ済まねぇよ」
「あのねぇお金を…」
「ないよ」
「だから終いまで聞きなよ」
「お金ったって俺が借りるわけじゃなくて女房のお光がそう言ったんだ」
「何だ早くそう言いなよ…いくらいるの」
「五十銭なんだ」
「五十銭?一円持ってかねぇかい」
すると言われた甚兵衛はしかめっ面その顔に観客は多いに盛り上がる。
その顔のままで
「こりゃ面白くねぇな、俺が貸してくれつうと無いって言うのにお光がって言うと一円持ってかねぇかって」
「あぁ分かった山田さんお光とできてるな」
「何をバカな事言ってんだいそうじゃ無いよ、お前さんいいかい、お前さんに貸したら何だって帰ってきた覚えがないじゃないか、だけどお前のお上さんに貸せばちゃんと返してくれるからだよ」
「そうかいじゃあどうもありがとう」
また少し間をおく。
「おーい借りてきたよ」
「じゃあすぐに魚屋さん行っておいで」
「魚屋さん行って何買うの」
「何買うのってあんたお頭付きだよまったく」
「あぁ分かったよ行ってくるよ」
またまた少し間をおく。
「こんちは」
「おう甚兵衛さんじゃないかなんだい」
「あのねあんたの所に頭の付いた魚いる」
「変な人だねぇ魚ってのはだいたい頭あるんだよ」
「良くご覧よここらにあるから」
「あるからって…っお、この金魚の親分みたいな赤くて大きいのこれ何」
「お前ぇいくつになるんだ本当に…金魚の親分ってそれは鯛だよ」
「おぉこれ鯛って言うのかこれいくら」
「これは高いよこれ五円だよ」
「五円高いよ、まけろよ」
「これにまけろよ」
そう言って手を広げて見せる。
「これって五円を五円にしろってのかい」
「五十銭」
「ダメだよ五十銭まけて四円五十銭にしろってならいいが五十銭はダメだよ」
「五十銭しか持ってねぇだよ…だってお前この鯛海でただ取ってくるんだろ」
「鯛は取るのが難しいから高いんだよ」
「頼むよまけてくれよ」
甚兵衛はそう言うと女房のお光に言われた事をそのまま魚屋へ伝えた。そして最後には
「これ人に言うなよ」
「俺ぁ言うわないよしかしお前はまったく人が良いんだから」
「分かった甚兵衛さんこうしよう!ここにな鮑があるからこれ一杯二十銭だ3つで六十銭だこれ十銭まけよう」
「これだけ五十銭でいいのありがとうね貰っとくよ」
またまたまた少し間をおく。
「お母ぁ買ってきたよ」
「まぁ立派だねぇ籠に入って」
「これ持っててね大家さんてのは…まあまあ色々口上があるんだ良いかい。黙ってこれ持って言っておめでとうございますじゃダメなんだ良くお聞き。丁寧にお辞儀をしてこんにちはと…」
「それぐらい俺だってできるよ」
「できないから私は言ってんだよ。たいそうお日柄もよくおめでとうございます」
「たいそうおいがらもようおめでとうございます」
「あんたなんかモゴモゴって言うね」
客は甚兵衛の様子を見て笑っている。
「しっかり言うんだよ!お日柄ももよくおめでとうございます。承りますれば」
「ううけたわまりますれば」
「あんたしっかり覚えなさい!ご飯食べられないよ」
「こんな風に口上の練習を繰り返し行いまして大家さんのお宅へと訪ねました」
袖で見ている伊織はとても驚いた「鮑のし」にはこの様なナレーションは無く甚兵衛が中々口上を覚えられない所を面白おかしくして笑わす1つの見せ場であるからだ。
その見せ場を軽く終わらせてしまったのだから伊織は不思議で仕様がない。
「父さん…」
「良いから今は見ていなさい」
伊織は気になり慈昭へ聞こうとするがまたも止められてしまった。
「こんちは、こんちは!こんちは!!」
1回目よりも2回目2回目よりも3回目の方が大きな声。
「おぉこりゃ甚兵衛さんじゃないか!どうしたの裏口から表から来なよ、さぁさぁお入り」
「どうしたって…うぅん、こんちは」
「改まったね、はい、こんちは」
「こんちは、塩辛も良く」
客席から大きな笑いが起こる。
「なんだい?塩辛も良くって、あんた塩辛売りに来たの?」
「塩辛じゃないんだ、何がら…」
「あぁあ!お日柄も良くおめでとうございます」
「あぁ、ありがとう」
「これからだよ難しいのは」
「うぅうぅぅうぅぅぅ」
「誰か金タライ持ってきてくれ甚兵衛さん苦しそうだ」
「うぅ…この次はあれだよ頭に生えてるやつ」
「頭に生えてるやつって毛だろ」
「あぁそうだ!うけ、たま、わりますれば。み水」
「おい水持ってきておやり」
「こんにちお宅の若旦那様におにょにょ、おにょめ、お嫁さんがいらっしゃるようでおめでとうございます。いえ言えたそれで一円くれ」
カミカミの様子やいきなり饒舌になる様子を見て笑いが起こる。
「お前さん何しに来たんだい?私の息子に嫁が来るから祝いに来たんだな。それで一円くれってのはどう言う事だい」
ここでお光から言われた事を正直にそのまま伝える。
「他の人には喋っちゃやだよこれ」
「甚兵衛さんお前さん涙が出る程良い人だね」
「おめでとうございます」
「あぁはいはい、何を持って来てくれたんだい」
「笹の葉で見えなかったがこりゃ鮑だね」
「お頭付き買いたかったけど五円で高いんだよ、それでね一杯二十銭のを三杯で十銭まけてもらって」
「お前さんこの鮑だがね買ってそのまま持って来たのかい」
「そうじゃないお光に見せて口上も教わって」
「それじゃこれは何だねお光さんが承知の上で持って来たんだね」
深々と頷いた。
「あぁそれじゃあ私は受け取れないね」
「なんでだい?どうしてだい?」
「しっかり者のお光さんが何だってめでたい婚礼に鮑を持ってくるんだい?この鮑ってのは磯の鮑の片想いってねこんな物は受け取れないね、さぁお帰り」
「何で、何だって放っぽり出して、分かったよ帰るよ」
「弱ちゃったな、どうしようかな」
「おう甚兵衛さんどうしたんだい?あんた」
「あぁ頭えらい事なちゃった」
「えらい事なちゃったってどうしたんだい?ブツブツ歩きながら」
「お光がね大家さんとこ婚礼があるから何か持ってけって言うから鮑持ってたら、鮑は磯の鮑の片想いで縁起が悪いからダメだって言うんだよ」
「あぁそりゃえらい事になったね、磯の鮑の片想いで縁起が悪い?何を言ってんだい、甚兵衛さん何が大家だ物知りだって、ふざけんじゃねぇ!大家さんとこ行ってな足で扉開けてやれ」
「いや足じゃ開けられないよ」
「ダァッと入って行って、鮑をポンと放っぽり出してやれ」
「でもまた帰れってドヤされちまう」
「大丈夫だこう言ってやんな、祝い物には『熨斗』ってやつが付いているだろう、あれの根本は鮑なんだよ。伊勢の海女が深い海に潜り、命からがら取ってきた鮑をムシロに並べて、それを仲のいい夫婦の布団の下に一晩敷いて、のしに仕上げるのだ。そんなめでたい鮑を、なんで受け取らないのだ!!一円じゃ安い五円くれって言いってやんな」
「じゃあそれならキリ良く十円で…」
「バカな事言って、五円だ、だけどなあの家主だからな難癖付けてくるお前さん知ったような口を聞くけど暴れ熨斗ってのがあるって言われたらあれは鮑の紐だって言ってやりな!それからな熨斗ってのはどうしてあんな形をしているのかって聞かれたらあれは鮑の向きかけだ!そう言ってやりな、それでな土足で座敷に駆け上がって、クルッと尻をまくってやりな」
「ダメだ今ふんどし履いてねぇ」
「何だらしのない事言ってんだい」
「屁でもかけてやれ!」
「腹に力が入らないんだよ」
「何言ってんだい!早く行っちまいな!」
またまたまたまた少し間をおく。
「やい!来たぞ!」
「何だまた来たのかい」
「大家さんとこは婚礼でめでたいでお祝い物が沢山来るでしょ」
「そりゃ私の所は沢山来るよ付き合いが広いからね」
「そこに熨斗てぇ物が付いてるでしょそれ剥がして返す?」
「冗談言っちゃいけねぇ熨斗ってのはめでたいんだ貰っとかぁ」
「え貰っとく?さぁここだ」
「も貰っとくだろ、熨斗のポンポン知ってっか?」
「熨斗のポンポンなんかしらねぇ」
「熨斗の根本だ!熨斗の根本は鮑だぞ鮑は伊勢の海女が深い海に潜り、命からがら取ってきた鮑をムシロに並べて、それを仲のいい夫婦の布団の下に一晩敷いて、熨斗に仕上げるんだぞ!そんなめでたい鮑を、なんで受け取らないのだ!一円じゃ安い五円出せ!ぃ言えたぁ」
「言えたてお前さん情けないねぇ、しかしお前さん誰に知恵付けられたか知らねぇが良い事言うね。めでたい熨斗の根本は鮑だ、だがねあの暴れ熨斗はなんだ?」
「来やがったな、それは覚えてんだぞ!あれは鮑の紐だ」
「おぉそうかい、じゃあ熨斗てぇ物は…」
「あれは鮑の剥きかけだ」
「これは恐れ入ったね」
「なんだって知ってんだ」
「ほぉそうかい?それなら熨斗と言っても杖付き熨斗、熨斗と書いて杖が一本付いて、杖付き熨斗ってのはなんだ」
口をパクパクさせて困った様子に客達は大爆笑である。
「それはずるいぞ!そんなの聞かなかったぞ!それはダメだ」
「ダメって事はないだろうお前さん物知りだ!さぁ答えろ!」
「あれは鮑の老人だ!」
鬼姫は演目を終え深々と礼をした。
すると寄席を埋め尽くす程の拍手が鳴り響く、二ツ目の一席に贈られる拍手とは思えない程の物。
鬼姫拍手が収まると頭を上げ立ち上がり舞台の橋へと向かって行って。
この鬼姫の後に演目を披露する者はこれを超えなければならず、次の出演者はどうにも落ち着かないであろう。
鬼姫本人は弟弟子に良いところを見せられてとても満足している顔をしている。
伊織としても浮かべた疑問と姉弟子のすごい一席に対しての賛辞どちらを述べるか迷っていた。
そんな様子で3人は楽屋へと帰って行く、楽屋へ着くとすぐに鬼姫が。
「我が弟弟子よ姉弟子の高座はどうであったか?」
満面の笑みで自信満々で右の腕を突き出しピースをして伊織に聞いた。
年上であるはずなのに何処か子どもっぽさを含む笑顔に伊織は見惚れてしまい返事が遅れた。
そんな伊織の様子を見て鬼姫は気付きニヤリと笑い問いかける。
「あれ?もしかして私に惚れちゃったかな」
そう言われて伊織は自分が見惚れてしまって事に気付いた。
伊織は焦った様にして言い返す。
「そんな訳ないじゃないですか!見直しただけですよ」
「焦ってるね、伊織なら静かに流すと思ったのになぁ」
鬼姫は落語家なだけあり人の感情の起伏に敏感な様で、伊織の事についても会って2日なのに良く理解した様子で少しからかう様に言う。
伊織もこのままではまずいと思ったのか、でもと言い話題をすり替えた。
「お光から甚兵衛が口上を教わるシーンを何で演じるなかったんですか」
それについて答えたのは伊織と一緒に舞台袖で見ていた慈昭だった。
「それはね、時間に収まりきらないからだよ」
時間に収まりきらないとは、寄席でも独演会などでも1人の落語家に与えられる時間は決まっていて、二ツ目の鬼姫に寄席で与えられた時間に収まらないと言う事である。
しかし収まらない演目をわざわざ削ってまで披露する事はない、だが鬼姫にはどうしても今日2人の前で披露する理由があった。
「それなら別の演目でも…」
「絶対ダメ!」
伊織の言葉を遮り声を張り上げて鬼姫が言った。
そんな様子を見て伊織がビックリして気圧されている。
「えっ姉さんどうしました」
「どうしたって私は、可愛い弟弟子が好きな演目をしたんだよ」
伊織はまたも驚く、何故なら鬼姫とは落語の話をした事がないからだ。
話した事もないのに何故知っているのかと思っていると。
「伊織それはね僕が教えたんだよ」
そう言ったのは伊織の父でもある慈昭だった。
しかし伊織にはもう一つの疑問がある。
「でも俺と姉さんが出会ったのは昨日だけど」
「伊織が私の事を知らなくても私は師匠から聞いて知ってたから。折角だから、私の時も鬼蝶兄さんがやってくれた様に好きな演目を見せてあげようと思ったの」
伊織は後から知ったのだが、圓鬼一門は楽屋入りの前に歳の近い弟子に弟弟子を付き人にして高座を見せている。
伊織は全てを聞かされてから、姉弟子の意図に気付いた様だ。
「姉さん…ありがとうございます。他の演目でもなんて言ってすみませんでした…」
伊織は鬼姫に対して申し訳ない気持ちでいっぱいと言った様子で謝罪した。
「そんな顔するんじゃない!伊織の為にしたんだから、謝らなくても良いの」
伊織はそう言われて心が軽くなった様に笑顔になった。
ここで伊織は鬼姫に対して初めて尊敬と言う感情を抱いた。
「鬼姫ネタは下ろしたがやはり、まだまだだね」
慈昭が短く簡単に今日の高座の講評をし、その後に続けてアドバイスもしている。
そのアドバイスをしている様子を見て伊織は慈昭に対して問いかける。
「やっぱり父さんが、お爺ちゃんの【鮑のし】を教えたんだね」
やはり気付いたかと言う顔をして慈昭が頷いた。
「それならあの噺は…」
慈昭は分かっていると言った様子で、伊織の言葉を遮りながら言う。
「分かっているよ、そもそも僕はあれを教わってないからね」
鬼姫は何を言っているのか分からない様子であるが、この話は聞いてはいけないと感じ取った様だ。
暗い空気を変える為に鬼姫が話を変える。
「慈昭師匠今日の高座、袖で見ていても良いですか」
慈昭はその質問に対して少しだけ考えて答える。
「ダメだね」
鬼姫はもちろん伊織も許可してもらえると思っていたが、予想と真逆の答えを聞いて驚いている。
鬼姫と伊織が同じタイミングで、どうしてと聞くと慈昭は真面目に答える。
「だって2人とも高座見せたら、それ教えろって言ってくるだろ」
そう言われて2人とも何も言い返す事が出来なかった。
「見せてあげない代わりにご飯をご馳走しよう」
鬼姫と伊織は性格は似ても似つかないが、今日はまるで兄弟かの様に同じ反応を見せる。
ご飯をご馳走してもらえると聞いたら誰でも喜ぶだろう、2人もそうであった。
「僕は今日トリだから、適当に何処か店でも入って待ってて」
2人は笑顔のまま答える。
『はい!』
やはり今日は2人とも良く似ている。
落語書き始めると止まらないです
文量を減らそうとはしまいたが減りませんでした
もしよければ感想など是非是非お聞かせください