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人里目指して!!…目指して!!……あれ?

お久しぶりです!

……一年…ごめんて。


この世界に来て、森のことを知って、国を知って。

でもさ、俺は人から聞いた知識だけ増えても良くないと思うんだ。


と、いうわけで。




「外に出よう」


「…そうか」


おい、俺の一大決心、本に負けるのか。俺は悲しいぞ。あ、それ氷属性関連の本か、ならばしゃあねぇ…じゃねぇよ。


「…ん?」


ケッ、何でもないですよーだっ。紅茶だけ置いてやるよっ。あ、砂糖少し減ってんじゃん、追加しとこ。



んー、しかし、外に出るって言ってもどうしたものか。

まず、大前提として俺はこの森から出たことは、まぁ、ないな。

ルレウムさんを送るために少し足踏み出したかなって感じはしたけど、ちゃんと出たとはいえないしなぁ。


ん?そうか、ルレウムさんに案内お願いすればいいか。そうかそうか、けってーい!

あ、青藍はダメ。俺と同じで森から出ることなんてほとんど無くて最近の人のことは知らないって言ってたからな。





というわけで、こんちゃーす、ルレウムさん!


「こんにちは、ハクト殿」


うっ、笑顔がまぶしいっ。ここ無表情がデフォの者しかいないからな。誰とは言わんが。


「いらっしゃいませ、ルレウムさん」

「これ、向かっている途中で捕れたのでどうぞ」

「ありがとうございます」


ん?お、これは、魔物かな?あ、席は専用席を避けていただければ、何処でもどうぞ~。


ルレウムさんは此処での食事や本の分と言って何かしら持ってきてくれる。

特に生活に困ってないけど、外の世界の物ってこうして手にしてみないとピアスで出すっていう選択肢すらないし、純粋に自分の知識が増えていくっていう点でも面白いからありがたい。

物は本当に多種多様で今回みたいに捕ってきた物もあれば、植物にキッチン用品、消耗品にいまいち何に使うのか分からない物まで。


俺としては、この異世界では浮いているであろう我が家がこの世界の一般家庭に近づいているのかと思うと嬉しい。

だって、俺の知識で物を集めるとそれこそ王様のいる城にしかない物とか出してしまいそうだからな。



紅茶を入れて、はい、ルレウムさんどーぞー。


「ハクト殿の紅茶は香りからいいですね」


いやぁ~、ルレウムさんはホントにうれしいことを言ってくれるなぁ、いい人や。


「実は」

「はい?」

「ルレウムさんにお願いがありまして」


忙しそうだけど、頼れるのはあなただけなんです。断られたらどうしまひょ。


「はい!何でしょうか!」


おうっ、なんでかすごい喜んでらっしゃる。どしたどした。


「あ、えっと、実は、外に買い物に」


「案内役という事でしょうか」


「あ、はい」


なんと察しのよろしいことで。

話は早い。お願い致しまするる。


「何を買いに行きたいのでしょうか。最近、商団が来ているということですし、そちらでしょうか」


お、ちょうどいい理由が、それにしよー。知らんかったけど。


「はい、そんな感じです」


じゃあ、詳しく決めていきますか。









「では、次の時に」


「はい、お待ちしています」



ルレウムさんと次のお休みの際に案内してもらう約束ができた、よっしゃー!これで、この世界の一員として一歩踏み出せるーー!!


「…町に行くのか」

「ん」


ん、青藍は静かに本読んでたから興味ないと思ったけど。


「…そうか」


ん?どしたどした。


「…気を付けて」

「ん、ありがとう」



なんでい、心配してくれているのか。


…そりゃそうか、魔力のヘタクソなところとか知ってるもんな、フフフ、大丈夫!!操作はもうお手のもんよ!!


ん?それ以外?何をいうか、こんなにも常識を兼ね備えた完璧のぺきの俺を見て!


……常識くんでちゃんと下調べしとこう。そうしよう。うんうん。











気分で書いているもので、次回も未定です。

全くの未定です。


では、またいつか!

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