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冬ほど寒くなくとも、水は被ったらダメ。(訳:風邪ひいた)

今年最後の更新です!


前回の話を読み返して思いつきそのまま書いたものなので、前話から読むことをオヌヌメします。




先日、『春はあけぼの』を楽しんで、油断した。ん?いつも?そこぉ~?シィー。

おっと、いつも以上にテンションが崩れていることがバレそう。ん?いつも通り?オ~イっ。




まぁ、ぶっちゃけると。実は、あけぼのを過ごした後に水属性魔法をいじっていて、もろにビッシャーと水をかぶってしまった。そのあと、水属性魔法いじって水分を飛ばしたんだけど、何処がダメだったのか、その日の夜に。




「あれ?俺、風邪ひいた?」



という事実に気づいてしまった。なんで疑問形かって?ほら、俺アホだから、何か体あったかいなってくらいじゃ分からんのよ。……言ってて悲しっ!


体温計なんてものがこの世界にはないらしい。まぁ、地球でも発明されたのは17世紀になってから。ガリレオの同僚が発明したとか。今は関係ないか。




では、この世界ではどうやって体温を把握するか。



一番は、誰かが触れる。触れた人と触れられた人の体温の違いを測る。

地球でも体温計のない古代時代は、看護という漢字からわかるように、手を目の上にあてて見ていたんだとか。


あとは、この魔法の世界。火属性特化の人が、温度に敏感になった場合、感覚でわかるようになるんだとか。ファンタジーかよ。……ってここは十分に、ファンタジーだった。




って、どっちにしろ、俺は関係ないけど。

ハハハ、これは良くないぞー。頭が働かない。







とりあえず、明日やろうとしていたことは全て放置!

まぁ、研究のの日だったし、青藍たちの来る予定の読書の日じゃなくて良かったー。



えーっと、風邪をひいたときは、「睡眠」「水分」が必要だったはずだ。

寝る前に、モコモコの掛け布団を出して出来るだけ身体を温めた方がいいんだっけ?

ついでに、水分を摂りやすいように枕の近くに設置しよう!


ついでに何か栄養になるものが欲しかったけど、さすがにこの世界の食物の中でどれが一番栄養素豊富なのか分からないから、最低限で何か食べておこう。


んー、簡単に作れるもの。

卵雑炊かなぁ。



まず、何の卵か分からんが、卵。

次に、どこから取ってきたのか分からんが、米。

さらに何故かある調味料の数々。


米はお昼におにぎりにしていたものを、調味料で作った醤油ベースの出汁にポーイ。

んで、グサグサとほぐす。

火にかけつつ、卵を箸を使って回し入れる。


少し火を通すために放置したら。



かんせーい!


そして


いただきまーす!






「…うまか」


染み渡る温かさよ。ついつい一言零してしまったよ。


いつもは片手に本とか本とか本とか持ってるから(行儀悪いけど、誰も咎めないからいいんですー)、時間かかる食事がすぐ終わった。


…身体が栄養を欲してるって実感した瞬間だな。



なお、洗い物はいつもは魔法使うか普通に洗うかしてすぐ片付けるんだが、食べてホッとしたのか身体が重い。

なので、もう。




寝る!!!

おやす…。



















というわけで!来ました!あさぁー!!!



昨日の夜は特に途中で起きたりすることもなく、そのまま目覚めた!!

しかも、この身体の軽い感じ、そこまで酷くならずに済んだらしい。良かったー!



さて、この暖かい布団から出て、朝のルーティーンをして、朝ごはん作るかな!






…ん?おりょ?


なんで、身体が床にペッタリ付いてるんだ?

んんん?なんか、身体が動かしづらい。なんだろう、風邪治すためにそんなに体力使ったのか?



とりあえず、ちょっと座った状態で足やら関節やらを手でマッサージして…。


よし、力が入るようになった。




そこから、えっちらおっちらやって、洗面台まで移動。それだけで疲れたよ……。



そして気づいた。外に気配がある。

体温が上昇してきて、風邪か?と思った時にすぐに結界の効果に遮断を入れたから、万が一にも誰かが入ってこないようにはしたが、こんなところに誰が来たんだ?青藍やルレウムさんが来るにはまだ数日あるはずなんだけど…。



また、えっちらおっちら移動して、外を見ると。



「…ハクト?」


あれれ?青藍?いっつもより早くない?


「…」


って、なんで無言でこっち来たと思ったら持ち上げて家に連れていくのかな?地味にお姫様抱っこっていうのが、心をえぐる。俺、(今の姿は)男なんだけど~。







ハイ、布団さん、ただいま。


…なんで?!


「…ハクト」


「ん?」


「…どれだけ寝てた」


え?どれだけ寝ていたか?普通にだけど。


「…突然、結界で遮断をした」


「あぁ」


しましたよ。えぇ。…え?だめだった?



「…その日から、何日たったと思ってる」



ん?普通に寝て起きたから、半日?


「…2日半」







…………………………はい?







ふつかはん!?!?!??



「…はぁ」


あぁぁぁぁあぁあああぁぁ!!!!!ごめんなさいぃいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!

いや、!えっ!!あっ!!!!



もしや、朝身体が軽かったのは物理的に食べていないからであって、起きて立ち上がるのに時間かかったのは時間たって体力低下していたからで、移動に異様に疲れたのも同じ理由から?!




おおう…。

自分のアホさ具合に呆れてしまったよ。いや、ある意味あってたけど。治すのに体力使ったんだもんね、そうだねぇー。


……じゃねっよ!あほめぇぇ!!!




っと、1人でウラウラしてたら、いつの間にか青藍いないし。


って、思ったら戻ってきた。



ん?その手に持っているのは…。


「…肉」


だねぇ~。でもさ。


「生…?」


「…栄養?」



あー、栄養ねー。それはウサギかな?魔物かな?とりあえず、栄養あるものなのは分かったけど。



「俺そのままは無理」


「…あ」




うん、そんなところでドラゴン仕様ぶち込んでくるのはやめようか。

まぁ、目に見えて落ち込んでるし、俺のためにとってきてくれたのは事実だからなぁ。たぶん、焦ってとりあえずとってきたって感じだな。



「青藍」


「…………ん」



「ありがとう」


「…!…ん」







その後、青藍はもう一度出ていくと、焼き魚をくれた。

火は、俺が朝つけた暖炉の火を借りたとか。


そして、肉は簡単に青藍が血抜きやらしてくれて保管していたので、体力回復した俺が、監視されながらも、夕飯として使わせてもらった。



「…これは?」


「焼き鳥。違う、焼きウサギ」


「…ヤキウサギ」


「タレ、塩、(たぶん)ネギま」


「………タレ」


「はーい」


美味しかったようで何より。


感想・ブックマーク、すっごい嬉しいです!ありがとうございます!

もちろん評価も欲しいですが、これ以上の欲は言いませんよ、えぇ。既に言ってるとか呟いてるそこぉ~?知らない振りしましょうねぇー?


次は、かなり間が空いてしまいます。

気ままに読んでいってください~


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