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無名ゲームデザイナー、ゲーム世界の神となる  作者: 遠野空
第四章 真の拠点は蒼天にあり
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寄宿生活は耳年増への道程

「時に――」


 ベルザーグはわざとらしく話を変えた。


「一年でどのくらい成長したかな? ちょっとステータスを見てあげよう」

「どうぞどうぞ……貴方の娘は、がんばってましたよ!」

「ほほう?」


 その自信に苦笑し、ベルザーグは早速、彼女のステータスを見た。



 


●シャロン・アルフレール・オルレアン●


種族:人間

年齢:15 金髪碧眼

キャラクタークラス:SSS


キャラとしての重要度と、現在のステータスを加味した判定。

なお、重要度は旧シナリオに基づいたもの。



職種

戦士:Lv89

神官:Lv71

ルーンマスター:Lv86


隠しステータス:ブレイブハート(勇者)




このゲームにおける現時点の最重要キャラ、ツートップの一人。

あと一人は、魔王のヴァレリー。

事実、重要度を抜きにして実力だけで見たとしても、彼女は神族とベルザーグを除く、全キャラ全種族のトップフォーに入る。


オーバースキルの「マルチプレックス」を持つので、普通は一つに限るか、あるいはクラスチェンジの果てに、ようやく違う職種の技能を少し持つ程度なのがせいぜいなのに、シャロンはこのマルチプレックス所持のお陰で、三つの職種を一人でこなし、しかもそれぞれ本職顔負けのレベル。


おまけに、一郎が「年齢に差がありすぎて、真面目に時間経過システムを取るなら、ヴァレリーとレベルが開き過ぎるっ」と苦悩した結果――。

ゲーム開始時に始まる予定だった課金ガチャで、五千分の一の確率でしか出ない、「期間限定経験値十倍増し取得アイテム」というチートな超超レアアイテムをこそっと持たされ、その限定期間三ヶ月の間に、三十レベルも向上してしまった。

しかし、それを計算に入れたとしても、普通の人間の身で、しかも十五歳になったばかりでこのレベルは異常な成長度。


カルランデス魔法学校の、初代卒業生。しかも卒業生代表。

旧シナリオでは、以後は神官ファニールやローランドなどとパーティーを組み、魔王と戦う運命などが用意されていた。

しかし、現在は全世界動乱のため、先行きは見えず。ただ、ブレイブハートの運命に変わりなし。



○キャラ概要○

前述通り、両親こそいないものの、実家は裕福であり、悲惨な過去とは無縁。

しかも、ベルザーグが猫かわいがりして、ただのNPC時代からちょくちょく会いに行って愛情を注いだ結果、他のキャラ達に勝るとも劣らぬ、熱心なベルザーグ教の信徒となった。


しかも、才能の関係で女子率9割近い魔法学校に入り、その三年の寄宿生活の間、ずっと他の女子生徒達と交流した結果、自分は特になんの経験もないのに、やたらと耳年増になっている。

おまけについ先程、ベルザーグが「今は生身のみで活躍している」と聞いたせいで、「それならっ。我が神が地上にいらっしゃる間は、わたくしがお嫁さんとしてそばにいても、別におかしくありませんわよねっ」という思いを持つようになった。

当然、赤ちゃんだってオーケーですわよねっみたいな。

もうエラいことである。


性格は、気の強さと優しさを兼ね備え、自ら運命を切り開く覇気に満ちた、まさにブレイブハート気質。

(当然、一度恋心が燃え上がると、簡単に引いたりはしない)


学生時代のあだ名は、アークエンジェル。



(マジかっ)

 思わず内心で唸ったベルザーグである。

 あと、どうでもいいがこの基本ステータス文章、段々長くなる上に、たった今起こった展開まで文章に反映されているのは、どういうわけだっ。


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