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霊獣使い

どうも美華月です

この度初めて小説を書かせてもらいました。

色々至らない所はございますが気軽に読んでいたただけましたら幸いです。

どうぞ、楽しんでください

プロローグ


この世にはかつて霊獣と呼ばれる瑞祥ずいしょうとされる神聖・霊妙な獣が存在した。つまり麒麟や竜などの神獣の事だ。この霊獣達はゲーム等で聞いたことあるだろう。俺はその霊獣達がどうゆうものかゲームでしか知らなかった。当然今の日本では霊獣を見る事もないし、ましてやそのような物が存在する訳が無いと人々は言う。


しかし、俺今の俺は霊獣の存在を信じる。


俺はこの目で霊獣を見た


第一話

~霊獣使い~


俺の名前は神谷 翔介。(かみや しょうすけ)上ヶかみがおか東高校に通うごく普通の高校。成績普通 顔も普通 人付き合いも普通と普通で成り立った人間だ。この上ヶ丘東高校も公立の高校で普通。だが、可愛い子は他の学校より沢山通っている。普通の俺でも女の子と付き合えるチャンスはいくらでもある!そう思いながらもここでの学校生活は2年目に突入した。

「あ、神谷君。おはよう。今日もいい天気だね」

「あ、美華月さんおはよう」

この女の子は美華月 さゆり(みかずき さゆり)さん。同じクラスの人であり、俺が一番好きな人でもある女の子。朝から美華月さんと会話出来るなんて幸せだなぁ

「じゃぁ、神谷くん。教室で」

「うん、また後で」

そう言って美華月さんは足早に去っていった。はぁ、こんな幸せな気持ちで教室行けるなんてなぁ~。今日はついてるぜ!

「おっす!しょすけ!今日もげんぎいッッツ!」

嫌な声が下からその声の主の喉元を掴んでやった。

「ぐ、グルジィ……しょ……すけ……(ガクン)」

「よぉ……ドM……朝から相変わらず腹立つほど元気だなぁ……」

こいつの名前は新島(にいじま) 高志(たかし)俺が中学の時からの親友でありドMの普通じゃない同級生。普通ならクラスにイジメられる位の気持ち悪さだが、ドMのキャラが以外と人気なのだ。

「かろうじて苦しみよりも快感が勝ったから生きてぐにゃっ!!」

「生きてるならいい。先いくぞ」

俺はドMを踏んで足を進めた



「はふぅ、今日も疲れた」

その日の放課後、家に帰宅した俺はベットに寝転がり暇だ暇だといいながらスマホを触っていた。実家から離れて六畳一間の部屋で一人暮らし。ひとりだから部屋もちょうど良い広さだが、話し相手が居ないのがどこか寂しい。

「よっ……ほっ……」

こうして放課後も1回クリアしたゲームを最初からやる日々。正直飽き飽きしている。そしてボスを倒してふと時計に目をやると針が夜の8時半を指していた。

「もうこんな時間か……腹も減ったし……なにか買いに行くか……」

制服から着替えてフードにジャージと変な服装になり家を出る。4月の夜はまだ少し肌寒かった。


「えっと……今日は何にしような……」

弁当コーナーで足を止めひたすら悩む。

「……これにするか……」

唐揚げ弁当に手を伸ばすと、商品に二つの手が重なる

「あっ……」

「…………」

重なる手はとても真っ白で俺はその人を見た。

「…………何……」

なんだこの女

肌が白く、唇は赤赤と口紅が塗られており黒い前髪の隙間から見える目はとても冷たかった

「あっ……いえ……なんでもないです……」

俺はとっさに目をそらし、商品から手を離した

「…………そう……」

色白女も商品から手を離してコンビニを出ていった

「な、なんだったんだ……あの女は……」

俺は疑問に思いながらも残った商品を手に取りレジに向かった。

「ありがとうございました♪」

女店員さんの温かな声を貰うと俺は気分よく外に出た。

「ふぅ……さむいな……」

俺はフードを軽く被り来た道を帰る。

すると向かい側から一人の女が歩いて来た。

「ん?あの女……」

薄暗い街頭に目を凝らして見ると、街頭の光が反射するほどの白い肌の女性が……って、あれは……

「さっきの女!帰ったんじゃ無かったのか……」

俺はなんだか怖くなってフードを深く被り女の横を通り過ぎようとした。

「……………………」

女は何も喋らずただ俺の隣をゆっくりと過ぎた

「…………ほっ……」

「ーーこんばんわぁ………ジュルッ」

「なっ!!うわぁああああっ!!」

突然の事だった

女は人間とは思えない力で俺の腕を掴み口は耳まで避けていた

「な、なんだお前は!!来るなっ!!掴むなぁああっ!!」

「ふふふ、あなた美味しそうね。いい体してる……ジュルッ」

「ヒィッ!!このっ!」

俺は女の腹部に蹴りを入れたが、ビクともせず

「ふふふ……そんなの……効かないわよーー」

「ーーあがぁああぅっ!」

女とは思えないほどの握力で肩を捕まれ、身動きが取れなくなった

ああ……これは……だめだ……

力が強すぎるし……攻撃が効かない……こいつは本気でやりに来てる……

「急に抵抗……しなくなったわね?それじゃあ今夜の主食として美味しく頂きましょ♪」

「くっ……や……め……ろ……」

女は大きく口を開けた。いや、大きく口が裂けていたとでも言うべきか。どちらにせよ、今の俺には勝ち目がない……好きに食べてくれ

「いっただきまぁしゅ!」


俺の人生……これで終わりか……


「ーーあ、あガガガガガガ」

肉の切れる鈍い音が俺の目の前で聞こえた

「うぎゃああああああ!私の……………わたしの口がぁああああああ!!」

「はっ……えっ……?」

俺は恐る恐る目を開けた。色々女は下顎が外れていて、血を出しながらもがいていた

「ギギガガガガガ!!」

「な、何が……」

「全く、か弱い人間を喰らうゲスな妖怪め」

んっ……誰だ……?声からして女か……でも……幼い……

俺は振り返るのを恐れた

何故か?普通に怖かったからさ……

「な、なんひゃ、きひゃまぁ!」

「はぁ?何言ってるか全然分かんない?しゃべるなら顎を使いなさい?」

「あんひゃが……はひゅひひゃんはろぉっ!!」

「うるさい、黙れ……」

コツコツと近づく靴の音……え、何!?こっち来てるの!?

「ギグググググ」

女は俺の隣に来た……その瞬間ーー

「はぁっ!!ーー」

俺の目に銀色に光る長い刃物が色白女の頭部に突き刺さる

「ーーグォアアアア!」

「ふふっ……いい感触だわ……この《槍》で相手を刺す感じ……たまらない♪」

なんだ……この女……一体何を言っている……お前は今人を刃物で刺してるんだぞ!?ほら、今にも痛そうに血をダラダラ流してるじゃないか!!

「どう……?妖怪さん♪気持ちいいでしょ♪」

「イギッ……ァガガガガガッ……」

「あら、もう死にかけなの?面白くないわね……」

すると女は刃物を抜く。この女……やばい……早く……逃げないとーー

「ーー来て……《ガルダ》……」

彼女の妙な呼びかけで鷹ぐらいの大きさでな炎をまとった鳥が肩に乗っかる

「うぉおっ!!熱っ!!」

今度はなんだよ!熱い……熱風が……真夏……いや……それ以上だ!それなのにのんで女は平気な顔していられるんだ!

「ガルダ……この妖怪……焼き殺して!ーー」

ーーピーヒョロロロロロッ

鳥特有の鳴き声が響くその瞬間ーー

「ーーギャガァアアアアアッ!!」

鳥の吐いた炎により、色白女が黒焦げになり……やがて灰になって空気中に舞い上がる

「ふふっ……よく出来ました♪」

彼女は満足そうな顔をして鳥を撫でる

俺はすっかりと怯え尻餅をついていた

「えっと……あんた、大丈夫?」

ようやく俺の存在に気づいたのか彼女は俺に近寄ってしゃがむ見込み目線を合わせる。

彼女は赤くて腰まで伸びている長い髪をなびかせて、髪型も少しポニーテール風みたいな感じだった。そして胸は薄く、言ってみれば《まな板にパチンコ玉が二つ》といった感じであろうか?

そして俺がここで思ったのは3つ

1つ、幼すぎる。まず背が低いし声も少し舌っ足らずのところがある。

2つ、「槍」や「鳥」が消えていたということ。一体どこに行ったのか。

3つ、下着が見えてる。紅白のめでたい縞模様のパンツだ。これはラッキー

「ちょっと……聞いてるの……?」

彼女は考え事をしている(主にパンツ)俺の目の前に手を振り確認をとる

「えっ……あぁ……大丈夫……だ……大丈夫になった……」

「大丈夫になった??まぁ、それならいいけど……」

そう言って彼女は立ち上がる

少し……寂しくなったな……

「それで、あんたは何してたのよ?」

「何してた?あぁ、晩飯を買った帰りだよ」

俺はレジ袋を見せつけながら立ち上がった。

「ふぅん、それにしても災難だったねあんたは。妖怪に襲われるなんてね」

「妖怪……?今のがか?」

「当たり前でしょ?この世に口が裂けた女って言ったら《口裂け女》しかいないじゃないの」

「実在したのか!?口裂け女は!」

「実在しなきゃ、名前は出てこないと思うけど?」

「そっか……所で……」

「何?」

「お前は……誰だ?」

素朴な疑問に移る

「私?私はビレラ・トレイフス。さっきみたいに妖怪を退治する正義の味方よ!」

………………は?

「正義の……味方……?」

「そう!私は誰よりも強くて誰よりも賢くて誰よりも……って!話を聞け!!」

聞いて損した……

「すまないな、子供の話には付き合ってられないんだ」

「子供じゃない!私はこう見えても17よ!!」

「…………プッ」

「笑うなぁあああ!!」

ビエラとかいう女は悔しそうに地団駄を踏む。やばい……こいついじるの楽しい!

「あんた……私をコケにするとはいい度胸ね……」

「別にコケにはしてないが……」

「ーーうるさい!聞いて驚きなさい!私はこの世で最強の《霊獣使い》よ!」

「…………なにそれ?」

心のそこからそう思った

「えっ!?え……し、知らないの……?」

「うん」

「日本語なのに?」

「うん」

「日本にも……いるのに?」

「うん、知らない」

「…………信じられない……」

だって、知らないものは知らないし

「そう……なんだ……ははは……」

「……もう……帰っていいか?」

「…………」

▶返事がない、ただのショックのようだ

それじゃあ帰るかーー

「ーーのぉっ!!」

「待ちなさい一般人」

「ず、ずいぶんと……危険な止め方だな……槍を俺に向けるなんて……」

「そんな事はいいの。あんた、家は?何人暮らし?」

「な、なんでそんなことをーー」

槍が鼻に近づく

「ーーいいから答えて、冥界に送るわよ」

「ひ、ひとり……暮らし……です……」

「……そう♪ならよかったわ♪いやぁ、私今日ここに来たばっかりだから泊まるところがなくてね、よかったらあんたを助けた代わりにあんたの家に泊まりたいなぁって思ってね♪もちろん、家賃とか光熱費とかは命の恩人料として払わないわよ♪当然よね♪」

「…………イラッ……」

▶翔介腹が立ちビエラにげんこつを食らわせた

「いったぁあああい!!な、何するのよ!」

「図々しいロリめ……他を当たれ!」

「待ってよ!私は命の恩人なのよ!?」

「知らん!助けくれたのはありがたいがそれでありがたい思いをしようと思うなんて何が正義の味方だ!」

「むぅ……泊めてよ……」

「泣きそうになっても無駄だ。子供じゃ誰も相手してくれねぇよ。パンツだけ1人前になったってな!」

「ぱん……つ……?」

「あぁ!赤白の縞パ……」

思わずハッとなり自分の口を塞ぐ

「赤白の……パンツ……もしかして……見たの……パンツ……」

「お、おい……まて……槍を……構えるな……」

「許さない……私のパンツを許可なく見るなんて……冥界に送ってやる!!ーー」

「ーーうぉっ!!待てって!一般人に槍を振るな!!」

「待たない!逃さない!殺してやるわ!!」

「ひぃいいっ!!に、逃げなきゃ!!」

夜に上ヶ丘に響く騒ぎ声。


俺の夜は……まだまだ続くのであった


第一話 〜霊獣使い〜 終

ロリ獣楽しんでいただけましたか。

結構定番ではございますが、それでも自分自身この作品を他の作品にない面白みや皆様の心をぐっと掴めるように頑張っていきたいです。

どうか、暖かい目でみてくださいね☆

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