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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第八章 温泉編〜湯けむりの中で無自覚無双!? 癒やしの源泉が聖域化(!?)〜

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87/90

第78話 え、パパが勇者!? 村が大発展!? 温泉で猿とサシ飲みしてたら女湯が悲鳴の渦ー!?」

雲ひとつない青空の下、街道を歩く一行。

風は心地よく、旅の疲れを忘れさせるような穏やかさだった。


亮「いやー、良い天気だなー」


あんな「本当。絶好の旅日和ね」


亮「ミルナ村、どんな感じになってるのかなー。前に来たときは、のどかな村だったけど」


ベアトリス「私は初めてですから、楽しみですわ!パパが救った伝説の村、期待に胸が膨らみますわ!」


みゆ「……観測。経済効果から計算して、人口密度は大幅増と推定」


もっふる「ピィー♪」


のどかな空気の中、歩みを進めると――

遠くにミルナ村が見えてきた。

しかし。


亮「……あれ? なんか、前と違わない?」


あんな「建築ラッシュじゃない! もう、村じゃなくて『街』だね」


みゆ「……急激な発展。建築音、複数」


あちこちから、トントン、カンカンと小気味よい木槌の音が響く。

新築の宿屋や商店が立ち並び、急激な発展を遂げている様子が伺えた。


亮「ほんとだなー。活気がすごい!」


宿屋や店が立ち並び、前とは比べ物にならない賑わい。

人々が忙しそうに行き交い、荷車が次々と運び込まれていく。


村人A「おー亮さん、来てくれたのか!」


村人B「あの時は本当にありがとうな!」


村人C「温泉のおかげで、今ではこんな感じじゃ!」


亮「いやー、活気があって良いですねー!」


村人C「そうじゃろそうじゃろ!」


亮「よーし、早速温泉に入りたい! 宿屋はどこ?」


村人A「案内しますよ!」


案内された先には――

以前とは比べ物にならないほど立派な宿屋がそびえていた。

二階建ての大きな建物で、木の香りがまだ新しい。


亮「豪華な宿屋だなー!」


あんな「ドラマとか映画に出てきそう!」


みゆ「立派」


ベアトリス「すごいですわ!」


もっふる「ピィー!」


宿屋の主人「当温泉宿、こもれびの主人、エルドと申します。今後ともよろしくお願いします」


亮「俺は神崎亮! 三人は娘のあんな、みゆとベアトリス。そしてこいつがもっふる! お米の国から来た男だ!」


あんな「ああっ!しまった! パパに自己紹介させちゃったよ!」


みゆ「油断大敵」


ベアトリス「面白い紹介ですわ!」


もっふる「ピィー♪」


案内された部屋は広く、清潔で、どこか高級感が漂っていた。


亮「よーし! ミルナ村で温泉スローライフだー!」


あんな「毎回言ってるけど……」


みゆ「……定番の恐怖」


亮「さっそく温泉だー!お酒は頼めるのかな?」


エルド「はい、大丈夫ですよ」


亮「じゃー温泉に持ってきてね!」


エルド「かしこまりました」


あんな「パパ、飲みすぎないでよ」


亮はさっそく、もっふるを連れて男湯へと向かった。

湯気の向こうに人影が揺れ、男性の仲居が酒を持ってきた。


「お待たせしました」


亮「ありがとう!」


湯船に浸かり、運ばれてきた地酒を一口。


湯亮「……くぅー。美味い! 日本酒じゃないけど、このお酒もなかなかだな」


もっふる「ピィー♪」


ふと見ると、湯気の向こうに猿がいた。


亮「おおー、お猿さんがいるー!」


湯船の縁に、ちょこんと座る猿。


もっふると目が合い、すぐに仲良くなった。


もっふる「ピィー♪」


猿「キー♪」


亮「いいねー。お猿さん、酒は飲むか?」


猿「キー!」


亮「飲むか! よし、おーいグラスちょーだい!」


男性の仲居「はーい!」


猿と乾杯する亮。


亮「ぷはー! 良いねー!」


猿とお酒を飲み出し、もっふると猿も仲良く湯船に浸かっている。

その時、壁越しの女湯から叫び声が上がった。


きゃーーー!!


わーーー!!


亮「どうしたー?」


あんな「猿ー!!」


みゆ「猿」


ベアトリス「猿ですわ!」


亮「一緒に入れば大丈夫だよー!」


あんな「猿だよー!」


亮「大丈夫、パパは一緒に入ってるぞー! しかも一緒にお酒飲んでるぞー!」


猿「ウキキー!」


もっふる「ピィー♪」


あんな「パパは特殊なのー!」


みゆ「……同意」


ベアトリス「お猿さんにも友達がいるなんて、すごいですわ!」


あんな「友達ではないと思うよ……」


亮「おーい、お酒追加ー!」


男性の仲居「はーい!」


あんな「パパー、ほどほどにねー!」


亮「はーい」


猿「キィー」


部屋に戻った亮は、窓から夜の景色を眺めた。


亮「いやー、良い温泉だー! お酒も美味い! しばらくはスローライフできるぞー!」


窓から見えるミルナ村は、以前とは比べ物にならないほど活気に満ちていた。


亮「……良い街になってきたな!」


その声は、どこか誇らしげだった。


こうして――

かつての村は、亮の与えた「温泉」によって目覚ましい発展を遂げていた。

猿と酒を酌み交わすという、この世の極楽のような時間が流れる中、

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、

ただその夜、ミルナ村のどこかで「何か」が動き始めていた。


猿との「サシ飲み」の次は、まさかの種族を超えた友情が爆発!?

なんと、亮の適当すぎる振る舞いが、猿たちの心を完全に掴んでしまった!

神崎家の常識が通じない中、パパがいつの間にか「群れのカリスマ」に祭り上げられる!?


次回、 第79話 え、パパが勇者!? 猿と裸の付き合いで意思疎通!? 恩返しが重すぎて村の神様として祀られ始めてるー!?

もはや人間をやめる勢い!?

パパの無自覚無双が止まらない!


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