表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第七章 商都編〜新生活もパパのペース!? 忖度まみれの商談(?)と爆破だらけの弟子入り志願ー!?〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/89

第73話 え、パパが勇者!? 神崎家に新たな家族が加入!? 「美人三姉妹」爆誕で、あんなとみゆのツッコミが追いつかないー!?

宿屋『天秤亭』の朝

焼きたてのパンの香りが漂う中、部屋の扉がノックされた。


コンコン。


オルド「亮さん、おはようございます。実は例の『温泉』の件で、商人ギルドの連中がどうしても直接お話したいと……。一度、顔を出していただけませんか?」


亮「温泉は領主さんにも伝えたけど、権利とかならいらないよ」


あんな「そうそう。温泉はのんびりするところだし」


みゆ「温泉は休息の場。利権を争う場所ではありません」


ベアトリス「師匠のお父様に余計な負担をかけるわけにはいきませんわ! 私が行って、ビシッと言ってまいりますわ!」


亮「いやいや、大丈夫だから。むしろ混乱すると思う」


あんな「うん、問題になりそう」


そのとき、オルドさんがベアトリスを見て目を丸くした。


オルド「ベアトリス様!? なぜここに?」


ベアトリス「昨日、あんなさんとみゆさんに弟子入りしたのですわ!」


オルド「そうだったのですね……良い方を師匠にしましたね」


ベアトリス「でしょう!? 私、誇りに思っていますわ!」


亮「まあ、オルドさんの顔を立てて行ってくるよ」


あんな「わたしたちも行くよ。パパだけだと心配だから」


みゆ「……心配。監視役、同行」


ベアトリス「では、私もご一緒しますわ!」


もっふる「ピィー!」


オルド「分かりました。ではご案内します」


商人ギルドの重厚な扉をくぐると、帳簿の音と商人たちの声が響いていた。

ギルド長・バッカスが、机越しに亮たちを迎える。


バッカス「早速本題に入りましょう。ミルナ村の温泉ですが……亮さんは権利をいらないとか?」


亮「はい、いりません。掘ったのは俺ですけど、土地は村のものですし」


バッカス「本気か? 莫大な権利になりますよ? 温泉宿でも、商業施設でも、何でも持てますが……?」


亮「いらないです」


オルド「バッカスさん、亮さんはこういう人なんですよ。信じられないかもしれませんが、本心です」


ベアトリス「師匠のお父様がいらないとおっしゃっているのですわ。それ以上、何を求めるのですの?」


バッカス「ベ、ベアトリスお嬢様!? い、いえ、不満はありません!」


ベアトリス「でしたら、話は終わりですわね?」


亮「まあまあ、二人とも。じゃあ……権利として、今後、神崎家は入泉料を無料にしてください」


あんな「それいいね!」


みゆ「タダ、嬉しい」


バッカス「永久無料権……? 本気ですか? 温泉街の売上の数%を握るだけで、一生遊んで暮らせるのですよ?」


亮「いや、お金より家族で気兼ねなく温泉に入れる方が価値あるでしょ。もっふるも泳げるしね!」


もっふる「ピィー!」


バッカス「(……何という無欲。利権という鎖に縛られず、ただ家族の幸福のみを追求する……。この男、やはりタダ者ではないな)」


バッカス「分かりました。後ほど、神崎家全員分の『永久無料使用権』を発行いたします」


亮「ありがとうございます! よーし、これでまた一つ楽しみが増えたな。宿屋に戻ろうか」


部屋に戻ると、ベアトリスが亮の前でぴしりと姿勢を正した。


ベアトリス「師匠のお父様! 私……合格ですの?」


亮「合格?」


ベアトリス「今日の立ち振る舞い……そして、これからも皆様の旅に同行することですわ!」


亮「もちろん合格だよ」


ベアトリス「ありがとうございます!!」


あんな「え、いいの?また即答で!」


みゆ「即答はいつものこと」


もっふる「ピィー!」


亮「よし! 今日からベアトリスちゃんも俺の娘だ! あんな、みゆ、今日から『美人三姉妹』として売り出していくぞー!」


あんな「勝手に売り出さないで! そもそも『美人三姉妹』って、恥ずかしすぎるから!」


みゆ「……拒絶。パパのネーミングセンスゼロ」


ベアトリス「美人三姉妹!光栄ですわ!」


亮「これからは、パパと呼びなさい」


ベアトリス「はいですわ、パパ!」


もっふる「ピィー♪」


ベアトリス「もっふるちゃんも、よろしくお願いしますわね」


もっふる「ピィー♪」


あんなとみゆは顔を見合わせ、どこか嬉しそうに笑った。


「もう、パパなんだから……」


こうして――

神崎家に新たな家族(?)が加わった。

領主の娘、ベアトリス。

彼女の加わった「美人三姉妹」と一人の無自覚勇者、そして一匹の獣魔、

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、

新しい絆と共に、静かに、そしてより賑やかに続いていく。




宿屋の怪音調査で「スローライフ」がまたもや崩壊!?

地下で見つけた謎の穴に、パパが開始一秒で「奇跡の落とし穴」を披露!

救出を後回しにされた穴の底で、亮は三姉妹の華麗な連携を見届けることに……!?


次回、第74話 え、パパが勇者!? 地下迷宮(ただの穴)で絶体絶命!? 古典的な落とし穴に一秒でハマって放置されるパパー!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ