表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第一章:召喚編~家族も巻き込まれて、どうなるの!?~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/35

第7話 え、パパが勇者!? 静寂の森で初任務ー!?

森の入口に立った瞬間、空気が変わった。肌にまとわりつくような湿った風。木々の奥から響く低いうなり。まるで森そのものが、何かを警告しているようだった。


村の青年たち「ここが西の森です。昔は木の実採りにも入っていたんですが、今は誰も近づかなくて……」


あんな「ここまで案内してくれてありがとう。本当に助かったわ」


みゆ「この先は、私たちで行く」


青年たち「え? でも……もし何かあったら――」


亮「いや、君たちは村に戻ってくれ」


青年たち「えっ?」


亮「森の外でも安全とは限らない。もし危険な魔物が出るなら、村の人たちを守る方が大事だ」


青年たち「……!」


亮は真剣な目で続けた。


亮「村長さんにも伝えてくれ。“俺たちに任せろ”って」


一瞬の沈黙ののち、青年たちは力強くうなずいた。


青年たち「……わかりました。必ず伝えます。気をつけてください!」


亮「心配すんな。俺、頼れるパパだからな!」


あんな「自分で言うんだ……」


みゆ「そもそも見えてない」


青年たちが走り去っていくのを見届け、神崎家ともっふるは森の方を向いた。


亮「よし、行こう。森の奥に何があっても、もう引き返さない」


あんな「……ちょっと、パパが真面目な顔してる」


みゆ「珍しいから、逆にフラグ立った気がする」


亮「おい、縁起でもないこと言うなって!」


もっふる「ピィッ!」


――神崎家ともっふるは、静寂の森へと足を踏み入れる。


森の中は、想像以上に暗かった。木漏れ日が届く場所でも、小動物の姿はまるで消えていた。


あんな「……静かすぎる。動物の気配が全然ない」


みゆ「動物がいないのは不自然。何かに怯えてるのかもしれない」


亮「よし、じゃあ――俺の“お米の祝福”で守ってやる!」


みゆ「どういう効果あるのそれ」


亮「心が満たされる!」


あんな「……それ戦闘に関係ある?」


もっふるが耳をピンと立てた。


「ピィ……!」と鳴いて、木々の間を駆け抜けていく。


あんな「もっふる!?」


みゆ「何か見つけたのかも!」


亮「よし、この奥か」


木々がざわめき、風が森を抜ける。


もっふるが小さく「ピィ……」と鳴いた。


追いつくと、そこには踏み固められた地面が続いていた。草は踏み荒らされ、木の根には泥がこびりついている。ところどころに、小さな足跡がいくつも重なって残っていた。

――まるで群れが通ったような痕跡だった。

みゆがしゃがみ込み、指先をそっと地面に触れる。その瞳がわずかに青く光を帯びた。


みゆ「〈鑑定〉……」


数秒の沈黙のあと、みゆが顔を上げる。


みゆ「……ゴブリンの足跡。間違いない」


亮「ゴブリン!? この辺りに?」


みゆ「今朝早くのもの。まだ乾ききってないし、魔素の残留も新しい」


あんな「ってことは……近くにいるってこと!?」


みゆ「ええ。私たちの気配に気づいている“かもしれない”。警戒を強めて」


亮「おぉ……やっぱりすげぇな、そのスキル!」


みゆ「鑑定スキルだからね」


あんな「すご……もはや探偵じゃん」


みゆ「便利でしょ?」


亮「便利っていうか怖ぇ!」


もっふる「ピィ……」


風がざわりと木々を揺らす。その風の中に、かすかに鼻をつく獣臭が混じっていた。


亮「……来るな。ふっ、俺の出番ってわけか!」


あんな「こういう時にテンション上がるのやめて」


みゆ「でも、もう引き返せないね」


亮「よし、行くぞ! 神崎家、初任務開始だ!」


あんな「パパ、声がでかい!」


みゆ「もうちょっと緊張感持って!」


もっふる「ピィ♪」


――神崎家ともっふるは森の奥へと歩を進めた。


こうして――

神崎家ともっふるは、静寂の森での“初任務”へと挑むことになった。

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、森の奥で新たな一歩を踏み出す――!


第8話

え、パパが勇者!? ゴブリン退治でまさかの展開ー!?


あんな「……嫌な予感?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ