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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第四章 大会編〜大会優勝より大事なもの、家族で挑む波乱の救出劇!?〜

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54/90

第48話 え、パパが勇者!? 食欲全開で猪鍋(素材)を狙ったら返り討ち!? 無意味なスキル発動でパパ、吹っ飛ばされるー!?

転移陣の淡い光が収まると、石造りの空間だった。


あんな「10階層までクリアしてたから、転移できて良かったね」


みゆ「あのギミック地獄はつらい……」


亮「確かに!」


目の前の巨大な扉に手をかけた。


亮「さぁー、未知の11階層だー!」


もっふる「ピィー♪」


重厚な扉を押し開けると、そこには地下とは思えない光景が広がっていた。


亮「これが地下なのかー! 空まであるよー!」


みゆ「高密度魔力による“空間拡張”。典型的なタイプ」


亮「だけど、これぞ定番! こういうのを待ってたのよねー!」


あんな「パパのテンション高っ!」


みゆ「……テンション異常」


あんな「パパ、何しに来たか忘れてないよね?」


亮「もちろん、大丈夫だよー!」


あんな「ただ、この広大な場所で探すのは至難だよね。最後に目撃されたのは?」


みゆ「漠然としてるけど……北西の方角」


あんな「みゆ、探索できる?」


みゆ「任せて、お姉ちゃん」


みゆ「《サーチ》……探索開始。……距離にして約20キロの地点。……不可解な反応。サーチを阻害する魔力のもやが停滞し、生体反応が一切検知できないエリアがあります」


あんな「そこが怪しいよね」


亮「よし、とりあえず向かってみるか。慎重に行こう」


もっふる「ピィ―!」


魔力異常の場所を目指して歩く神崎家ともっふる。


亮「この辺は異常は見当たらないなー。お、あそこにいるのは……」


みゆ「……《鑑定》フォレストウルフ」


亮「おぉーウルフ! 定番!」


あんな「群れで襲ってくるから気をつけて!」


亮「任せろー!」


亮は剣を構え、2匹、3匹と軽快に倒していく。


あんな「パパやるじゃん!」


みゆ「……やらかさないパターン」


さらに森の奥へ進むと、今度は巨大な猪が道を塞いでいた。


みゆ「……ワイルドボア」


亮「おぉーボアって猪だよねー! 猪鍋、一回食べてみたい!」


あんな「パパ? 持って帰るつもりなの?」


亮「お? 良いねー! アイテムボックスに入れて持って帰ろう!」


みゆ「……自分でね。後は倒しておくから」


あんな「ワイルドボアは結構強いよ! 突進力半端ないから飛ばされないようにね!」


亮「任せておけー! 今日は帰ったら猪鍋だー!」


――が。


ワイルドボアが亮めがけて突進。

あまりの速度に、間一髪かわすのがやっと。


あんな「パパ気をつけてよ!」


みゆ「……危険予測が甘い」


気づけば、残りのワイルドボアはあんなとみゆが倒していた。


亮「大丈夫だよー。今はちょっとびっくりしただけだー」


しかし、剣を構える暇もなく、再び突進。


亮「ちょっと早い! 待ったー!」


慌てて逃げ出す亮。


あんな「ワイルドボアとパパ、どっちが速い?」


みゆ「……ワイルドボア」


もっふる「ピィー!」


あんな&みゆ「……ちょっとやばい!?」


亮「観戦してないで、なんとか……!」


ワイルドボアが亮のお尻めがけて突進。

亮は大木を2本倒す勢いで吹っ飛ばされた。


あんな「パパ!? 大丈夫?」


みゆ「……たぶん」


亮「いってー……」


亮は立ち上がり、剣を構えた。

その雰囲気は、いつもと違う。


あんな「……何かが起こる?」


みゆ「……フラグ?」


亮「スキル! 《お米の祝福》」


シーーーーン。


あんな「……え?」


みゆ「……ギャグ?」


ワイルドボアが突進。


亮「わーー止まらない! もっふるー金切り声ー!」


もっふる「ピィ?」


亮「ピィー? じゃなくて金切り声だよー!」


――と言っている間に、再び吹っ飛ばされる。


亮「ワーーー!」


あんな「パパーー!」


みゆ「……学習してない」


亮「わぁぁー! 今度こそは!」


ようやく剣がボアを捉え、光の粒子となって消滅させた。


あんな「パパナイス!」


みゆ「……《ヒール》」


亮「みゆ、ありがとう。 ……あれ?倒したワイルドボアは?」


みゆ「消滅。ダンジョンの魔物なので、倒すと魔力に還元されます」


亮「そんなぁ……。あんなに苦労したのに、猪鍋ぇぇ……」


あんな「そんなことより先を急ごう!」


みゆ「了解」


亮「おぉ、そうだな」


もっふる「ピィー」


しばらく森を進むと、みゆが急に足を止めた。


みゆ「……この先、魔力異常」


あんな「見た目は普通の森と変わらないけど……」


みゆ「それが狙いなのか、自然現象なのかは不明。視覚情報が書き換えられている可能性がある」


亮「……よし、行こう!」


こうして――

パパの猪鍋への野望は無惨にも散り、不気味な静寂が支配する未知の領域へ

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、

かつてない不穏な空気の中へと突き進んでいく。

一歩進めば閉じ込められる、脱出不能の「見えない壁」! 地獄の結界に迷い込んだ神崎家を待っていたのは、最強の魔物……ではなく「虫」!?

いつも冷静なみゆが、恐怖でキャラ崩壊&魔法を乱射! 巨大カマキリ一匹を倒すために、森を一つ消滅させるオーバーキルが炸裂! 世界を救う力があっても、女子にとって「虫」は絶対無理な天敵だった!?


次回、第49話 え、パパが勇者!? 脱出不能の虫地獄! 魔法乱射で森ごと消滅ー!?

最強の娘たちがまさかの戦意喪失!? パパ、今こそ頼れる背中を見せる時……かも!?


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