第41話 え、パパが勇者!? スローライフ達成率0%!?――心当たりゼロのパパ、朝食中にギルドから緊急呼び出し!
第四章、始まります。
今回は?今回も相変わらずの神崎家ともっふるを
楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。
王都の朝は、いつも活気に満ちている。
窓から差し込む陽光と、通りから聞こえてくる馬車の音。
焼きたてのパンとスープの香りがふわりと漂う、
宿屋『白風亭』の食堂で、亮は幸せそうにパンを頬張っていた。
亮「いやぁ……今日は特別うまいなぁ。なんでだろ」
あんな「パパ、いつも言ってるよそれ。でも……わかる。美味しい」
亮「……これに“お米”があったら完璧なんだけど」
あんな「こっちの世界に来てから一回も食べてないもんね。そろそろ私たちも恋しくなってきたかも」
亮「だろー! お米……炊きたての……」
みゆ「……日本人あるある」
もっふる「ピィー♪」
亮はパンをかじりながら、ふと拳を握った。
亮「よーし! 今日こそ全力でスローライフするぞー!」
あんな「え、スローライフって宣言するもの?全力ですると宣言した時点で、もうズレてるからね!?」
みゆ「……現在のスローライフ達成率、0.02%。ほぼ誤差」
亮「えっ、そんなに低いの!?」
もっふる「ピィー」
あんな「じゃあ今日はどうするの?」
亮「ダンジョンから帰ってきたところだし……今日は一日、ゆっくりするかー」
みゆ「……スローライフ達成率、微増」
あんな「じゃあ久しぶりに買い物行こー! みゆ、もっふる!」
みゆ「……行こう♪ 甘味処の新作、チェック済み」
もっふる「ピィー♪」
亮「え? パパは?」
あんな「パパは迷子になるからお留守番です」
亮「えーーー!」
みゆ「パパを連れて歩くと、85%の確率で何らかの騒動に巻き込まれる。今日は宿でお茶でも飲んでて」
もっふる「ピィ」
宿の食堂に、家族の笑い声が響いた。
そのとき、同じ宿に泊まっていた顔なじみの冒険者が声をかけてきた。
冒険者「亮さん、今日も楽しそうだなぁ」
亮「でしょー。平和が一番だよ」
冒険者「あぁ、そうだ。……ギルマスが亮さんを探してたぞ」
亮「え、ガリオスさんが? 俺を?」
あんな「パパー……また、やらかした?」
みゆ「……スローライフ達成率、急降下。もはや音速」
亮「いやいや、何もしてないよ!? ここでパン食べてただけ!」
冒険者「ま、俺は伝えたからな……じゃあな」
亮「ありがとう……」
亮はパンを飲み込み、立ち上がった。
亮「ちょっとギルド行ってくるわ。お前たちはのんびり買い物でもしてきな」
あんな「え、大丈夫なの?」
みゆ「……予感。パパの平穏、本日をもって終了の可能性大」
亮「大丈夫だよー! 呼ばれただけだし、きっと事務的な連絡だよ!」
もっふる「ピィ?」
亮「ほらほら、もっふるまでそんな目で見るなって!」
家族は顔を見合わせ、苦笑した。
あんな「パパ、ほんとに気をつけてね」
みゆ「……予感。パパの平穏、終了のお知らせ」
亮「いやいやいや、何も起きないってば!」
もっふる「ピィー♪」
亮は宿を出て、ギルドへ向かう道を歩き始めた。
朝の街は活気に満ちていて、露店の準備をする人々の声が響く。
亮「いやぁ、いい朝だなぁ。呼び出しって言っても、きっと雑談だよねぇ」
なぜか、“ひとりで呼ばれた”という事実だけが、頭から離れなかった。
こうして――
呼び出しをくらった亮。今回は何をやらかしたのか。
それとも――本当に何もしていないのか。
ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、
波乱の第四章、開幕――!
王都での生活にも慣れてきた神崎家ともっふるですが、パパの天然っぷりは相変わらずです。 日常のつもりが、いつの間にか国家規模の騒動に……!?
今回も娘たちの鋭いツッコミと、家族の絆全開でお届けします。 神崎家のドタバタ異世界スローライフ(?)、新章、ぜひ楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!
亮「あ、あの……もしよければでいいんだけど、応援の★やブックマークをしてもらえると嬉しいな! みんなの応援が、俺が頑張る一番の力になるんだ。……なんて、ちょっと格好つけすぎかな?」
あんな「もう、パパがもじもじしててどうするのよ! 読者の皆さん、パパのやる気を出すために、ぜひ★やブックマークで応援をよろしくお願いします! もちろん、感想も待ってますからね!」
みゆ「分析の結果、皆様からの応援が一定量を超えると、執筆スピードが1.5倍に加速する可能性が示唆されています。★やブックマークは、この物語を構築するための最重要リソースです。……よろしくお願いします」
もっふる「ピィー♪」




