表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第三章 迷宮編~家族で挑む、仕掛けだらけの地下世界⁉~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/46

第37話 え、パパが勇者!? 斬れば増える!? 分裂スライム地獄!パパが奇跡のファインプレー⁉

第九階層。


通路は三人が並んで歩けるほどの広さだ。

壁は淡く光り、ひんやりとした空気が肌を撫でる。

足元は平坦で、足音だけが静かに響いた。


亮「おおーついに来た、通常ダンジョン!」


あんな「と言って、通常のパターンないよ!?」


みゆ「……油断大敵」


亮は肩を回しながら、軽く前へ歩き出す。


しばらく進むと、ぷるん、とした音が響いた。

通路の先に、スライムが五匹。

青く透き通った体を揺らしながら、こちらを見ている。


亮「よし、これはサクッと――」


その瞬間、五匹が一斉に飛びかかってきた。


みゆ「来る」


亮「うおっ!?」


あんな「きゃっ!?」


三人は反射的に武器を構え、同時に斬り払う。

スライムはあっさりと切り裂かれ、ぷるんと弾けた。

――と思った次の瞬間。


ぷるんっ。


切り裂かれたスライムが、二匹に。


亮「え、何々? どうなってるの!?」


あんな「増えた!? なんで!?」


みゆ「……分裂」


もっふる「ピィー!」


ふと視線を送ると――スライムの体のどこかが、かすかに光っている。


それぞれのスライムには、一箇所だけ光る部分があった。

位置はバラバラで、中心とは限らない。


亮「……あれ、もしかして」


亮は一番近くのスライムの“光っている部分”を狙い、剣を突き立てた。


ぷしゅっ。


スライムは一瞬で消滅した。


亮「おぉー! そういうことかー!」


あんな「パパ、ファインプレーだね!」


みゆ「珍しいパターン」


亮「もっと褒めてよー!」


みゆ「……スライムは、勝手には分裂しない。核を一撃で壊さないと……分裂する」


亮「よーし! 弱点分かったし、一気にいくぞー!」


あんな「パパの号令係、復活だねー」


もっふる「ピィー!」


三人ともっふるは、光る核を狙いながら軽々と通路を進んでいく。

スライムが飛びかかってきても、光る核を狙えば一撃。


もっふるは時々「ピィ♪」と鳴いて道案内のように先へ進む。


亮「もっふる、今回も道案内ありがとう!」


あんな「だねー、ありがとう!」


みゆ「……感謝です」


もっふる「ピィー♪」


あんな「今までに比べたら、楽な階層だったねー」


みゆ「……たまには、こういうのもあり」


やがて、通路の奥でカコンッと音が響いた。


宝箱が姿を現す。


亮「よし来た! この音!」


あんな「この階層だと、中身は……」


みゆ「……武器」


亮「えーー先に言うなよーー」


改めて、亮は宝箱の前に立ち、深呼吸して腕を回した。


亮「よ〜し、それじゃあ――いつもより勢いよくーーいざ、オーーープン!!!」


あんな「はいはい!」


みゆ「……無駄な努力」


パカッ。


中には、鋭い穂先を持つ一本の槍が入っていた。


亮「おぉ、槍か。えーっと……これで“一刺し”って意味?」


あんな「スライム対策ってこと?」


みゆ「核、狙いやすい」


亮「なるほどねー!」


もっふる「ピィ♪」


通路の奥、下へ続く階段が見えた瞬間、空気がふっと変わった。

さっきまで軽かった空気が、じわりと重くなる。


あんな「……何?この感覚!」


みゆ「次、ボス部屋」


もっふる「ピィ……」


三人ともっふるの足が自然と止まった。

迷宮の奥から、低い気配がゆっくりと滲み出してくる。

階層の終わりにしては、妙な静けさだ。


亮「流石はボス。でも大丈夫だ、俺たちなら!」


亮の声だけが、妙に明るく響いた。


こうして――

分裂スライムの階層を突破した神崎家ともっふるは、

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)

――第10階層。この先に、待ち構えているのは……。


ついにやってきた第十階層!やっとボスか……と思いきや、そこはやっぱり神崎家。

扉を開けた瞬間に始まった重力反転パニックに、パパの悲鳴がダンジョン内に響き渡ります!

逆さまの世界で襲いくる巨大なエメラルドの影。逃げ場のない空中で、果たしてパパは家族を守れるのか……!?

次回、第38話『え、パパが勇者!? 重力反転で天地崩壊! 巨大スライムの「押し潰し」は回避不能!?』

神崎家の命運、まさに風前の灯火です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ