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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第一章:召喚編~家族も巻き込まれて、どうなるの!?~

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第4話 え、パパが勇者!? ――草原の先、そして小さな村へ

もっふる「ピィ♪」


ふわふわの毛を揺らしながら、もっふるが草むらをちょこちょこ歩いて進む。 その後ろを、父がご機嫌で鼻歌を歌いながらついていく。


亮「おっ、見ろよあんな! もっふる、ちゃんと道案内してくれてるぞ!」


あんな「……いや、それ、たぶん前を歩いているだけだから」


亮「いやいや、これはもう“導き”ってやつだ! 俺とこいつ、絆でつながってるからな!」


みゆ「その“絆”って、パパが勝手に抱きついたときのやつでしょ……というか、方向あってるの? さっきから同じ景色ばっかりなんだけど」


亮「問題ない! 自然は俺に語りかけてる。“こっちが米のある方角だ”ってな!」


あんな「……自然まで米基準なの?」


みゆ「もうその発言、ちょっと才能の域ね」


あんなは苦笑しながらも、家族の歩く後ろ姿を見つめる。

この世界に来てから不安だったけど、こうして笑っていられるのは――やっぱり、この父の底抜けな明るさのおかげなのかもしれない。

その時だった。


あんな「……あれ? パパ、見て」


亮「お? なんだ、あの煙は?」


みゆ「……炊飯の煙、ではないと思うけど」


亮「いや、わからんぞ? ご飯を炊いている煙かもしれない!」


丘の向こうから、白い煙がゆるやかに上がっていた。 神崎ファミリーともっふるが小道を進むと、木柵で囲まれた小さな村が見えてくる。


あんな「……ほんとにあったんだ。村」


みゆ「完全に偶然だけどね」


亮「ほらな! 俺の“米センサー”が導いたんだよ!」


あんな&みゆ「絶対ちがーーーう!!」


村の入口では、畑を耕していた老人が顔を上げ、目を丸くした。


老人「おや、旅の人かい? 珍しいのう、このあたりじゃ見かけん顔じゃ」


その声が耳に届いた瞬間――三人は、はっとして顔を見合わせた。

意味が、分かる。まるで日本語のように、自然に理解できる。

一瞬、混乱しかけたが、これも女神様の加護……。

(……本当に、言葉が理解できる……)

胸の中で小さくつぶやき、三人は微笑みを返す。


亮「俺は神崎亮! 二人は娘のあんなとみゆ。そしてこいつがもっふる! お米の国から来た男だ!」


あんな「だから! その自己紹介やめてって!」


みゆ「“お米の国”とか意味不明だから……」


老人はぽかんとしたあと、くすりと笑った。


老人「はっはっは! 面白いお人じゃの。宿なら広場の先の村長の家を訪ねるとええ。ちょうど今、夕飯の仕度をしておると思うぞ。」


亮「夕飯!? 聞いたか、みんな! 飯だぞ、飯! もしかしたら白米かも!」


あんな「この世界に白米あるわけないでしょ!」


もっふる「ピィッ!」


亮「もっふるも食べる気満々だな!」


勢いそのままに亮は村の中へ。


あんな「……もう止めても無駄だよね」


みゆ「うん。どうせ止める前に何か起こすから」


二人が苦笑しながら後を追うと、夕焼けに照らされた村の空気が、どこか懐かしく包み込んでくれた。


――こうして、

偶然たどり着いた小さなリーネ

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)は、 小さな村で、また一つ、物語が動き出す――!


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