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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第一章:召喚編~家族も巻き込まれて、どうなるの!?~

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第3話 え、パパが勇者!? 今度は獣魔と契約して遊び始めた!?

風が草原を渡り、揺れる草の間を三人の笑い声が駆け抜けていった。

父の冗談にツッコミを入れた余韻が残るまま、家族は村を目指して歩いていく。


――そんな穏やかな時間の中で。


風に揺れる草の間から、そっと顔を覗かせたのは――ふわふわの体に、ウサギのような長い耳。リスのようにふさふさした尾を揺らす、まるい可愛らしい姿。身長はおよそ50cmほどで、草むらから姿を現すと、ペンギンのような歩き方で近づいてきた。


「ピィ♪」


みゆ「……なにあれ。ウサギ? いや、リス? どっちにしても、まるすぎない?」


あんな「え、あれって……ぬいぐるみが勝手に歩いてるだけじゃないの?」


亮「おぉっ、可愛い! あれは――異世界公認マスコットだー!」


あんな&みゆ「誰が公認したのよーー!」


亮は娘たちのツッコミを気にすることなく、ズイッと前に出て、何の躊躇もなく手を差し出した。


あんな「パパやめて、それ正体不明なんだから……!」


みゆ「よし、試してみるか。『鑑定』」


みゆの目が一瞬光る。


みゆ「……《鑑定》 これは――アヴィレプス。通称モフリット。

鳥獣系の小型獣魔だね。

・基本は温和、臆病。

・危険時に“戦闘形態”へ変化。金切り声で短時間の麻痺を発生。

・跳躍と回避能力が高くて、仲間の攻撃を少し強化する“支援型”。

……で、この子は特別。黄金羽の“金翼個体”。通常よりステータスが高くて、将来的にはAランクまで進化する可能性あり。」


その詳細な説明に、あんなは思わず感心したように息をついた。


あんな「鑑定って、色々な事が分かって便利だね。女神様ってやっぱりすごい」


みゆ「……うん、そうだね。すごいと思う」


あんな「ところで、“特別”ってどういうこと?」


みゆ「金色の羽があるみたい。鑑定で分かったんだ」


二人がモフリットを見やると、可愛らしい金色の小さな羽が光っているのが分かった。


あんな「ホントだ……かわいい」


みゆ「……ね、こんな特別な子が目の前にいるなんて、幸先いいよねー」


亮「へぇ〜、特別なんだな。つまり、進化したらもっと可愛くなるってことだな」


あんな&みゆ「ちがうってば!」


そんなやり取りの中、いきなり――

モフリットに父が抱きついた。


「ピィ♪」


その瞬間、思った以上にずっしりとした重みが腕に伝わり、父は「おぉっ!」と声を上げる。

亮「意外と重いな……でも、なんか抱き心地いいぞ!」


「ピィ♡」


その時――

「《スキル発動:“お米の祝福”》 《相性の良い魔物と契約が可能になります》」


亮「おぉっ!? 今なんか来た! これ、もしかして――契約!? やったーー!!」


みゆ「米関係なくない!?」


一瞬の沈黙。姉妹は顔を見合わせ、同時に笑みを浮かべた。


あんな「……でも、契約しちゃったなら仕方ないか。えっと……その子の名前は?」


亮「う〜ん……よし、お前の名前はもっふるだ!」


もっふる「ピィ♡」


そして父はそのまま、草原をもっふると追いかけっこを始める。もっふるはちょこちょこと草の間を進み、父は笑いながら追いかける。時折もっふるを抱き上げると、そのずっしりした重みでバランスを崩しそうになりながらも、楽しそうに走り回るのだった。


みゆ「……パパ、異世界に来てまで本気で遊んでる……」


あんな「ていうか、村探してたのに話進んでないよね……」


こうして――

天然の父としっかり者の姉妹による

ツッコミどころ満載な家族の異世界スローライフ(?)の村を探す旅は、まだまだ続いていく――!


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