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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第二章:王都編 ~平穏を求めたはずが、なぜか騒動の中心に!?~

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第17話 え、パパが勇者!?  娘が姫級チートで父は危険人物ー!?

王都の朝は、村より少しだけ賑やかだった。

宿屋「白風亭」の窓から差し込む光に、もっふるが気持ちよさそうに丸くなる。

そんな静かな朝を破るように、コンコン、と扉を叩く音。


ルーク「亮さん、いますか? ギルドマスターから“至急来てほしい”と」


亮「おおっ、ルークさん! おはよう!」


あんな「……はい、パパ。絶対昨日の件ですよね」


みゆ「色々騒がせてるからね。ギルドが動かない理由がないわ」


もっふる「ピィ!」


――王都ギルド本部。応接室。

重厚な扉を開けると、ギルドマスターが腕を組んだままこちらを見ていた。

元騎士団副団長で、現在はこの街の冒険者を預かる立場にある。


ギルドマスター「来てくれて助かった。私は王都冒険者ギルド・ギルドマスター、ガリオスだ。

さっそくで悪いのだが、昨日の盗賊団の件をルークから報告をもらってな……まずは礼を言わせてほしい。

王都の騎士二名を救い、被害をこれ以上広げずに済ませてくれた。

ギルドマスターとして感謝する。

本来なら正式な場を設けるべきところだが、今回は時間がない。無礼を許してほしい」


亮「いや〜、ルークさんたちを助けただけですよ!

それに、ルークさんとカイルさんには、こちらの方こそ助けてもらいました。

王都まで案内してもらえましたし、色々と話も聞けて、楽しかったです」


あんな「“だけ”って言い方で済む規模じゃなかったでしょ」


みゆ「盗賊二十名以上捕縛、騎士二名救助。普通は騎士団レベル」


亮「えっ、俺そんなにやってた!?」


もっふる「ピィ?」


ルークの報告はすでに上へ届いていたらしい。


ガリオス「倒れていた騎士二名の救助、追撃してきた盗賊の撃退。さらにアジト突入に同行して物資回収まで……」


亮「家族旅行のついでに……」


あんな「ついでじゃないから!」


みゆ「王国騎士救助は国家級案件!」


そのとき、机の上の魔石の山がギラッと光った。


ガリオス「ゴブリンキングを含む、ゴブリンを全滅させ、さらにその森を浄化したとの事だが、間違いないか?」


亮「はい、だいたいあっていると思います」


ガリオス「だいたいって…」


亮「いや〜こう、ガッとやってドーンって」


あんな「説明がゼロよパパ」


みゆ「パパ語は翻訳不能」


ガリオスは深く息をついた。


ガリオス「……結論だ。本来はBクラスからの適性を含めて行うことだが、今回、君たちの“ステータス評価”を行う必要があると判断した」


亮「えっ、大ごとじゃない!?」


あんな「まぁ……当然よね」


みゆ「王都ギルドが確認しないわけない」


魔導板が光り、査定が始まる。

それを合図に円形の魔導陣が床に浮かび上がり、壁際に設置された補助結晶が一斉に淡く輝いた。

空気がわずかに震え、魔力の流れが可視化される。

王都ギルドでも限られた者しか立ち会えない、正式かつ極秘の個別査定だった。

ガリオスは無言でその様子を見守り、

ルークは背筋を伸ばしたまま微動だにしない。


――査定結果。


◆神崎あんな

職業:セラフィックブレイダー(聖翼剣姫)

通り名:〈光翼の守護姫〉

※戦闘適性・反応速度・魔力親和性・対多数戦評価など、

複数の詳細項目が魔導板上に高速で展開されていく。


ガリオス「実戦値はS級以上……正直に言えば、王国騎士団長クラスでも不思議ではない」


あんな「目立ちたくないので、はい、現状維持でお願いします!」


◆神崎みゆ

職業:サイレントアークメイジ(静寂大魔導士)

通り名:〈無音の魔導士姫〉

※魔力量安定性・制御精度・無詠唱適性・属性干渉耐性など、

複数の評価項目が魔導板上に順次表示されていく。


ガリオス「詠唱なしで高威力の魔法を安定して行使できている……

評価としては、大魔導士級と見て差し支えないだろう」


みゆ「評価は不要です。Fでいいので」


◆神崎亮

職業:??(表記不能)

推定実力:???


ガリオス「こんな表示、前例がない……本当に“ただの父親”なのか?」


亮「え?普通の父親ですよ」


あんな「パパが一番危険なの。主に社会的に」


みゆ「戦争レベルの災害よ」


亮「えぇぇぇぇぇ!?」


もっふる「ピィ!」


◆もっふる

種族:金翼のモフリット

評価:Cランク相当(希少種)


ガリオス「聖獣で、千体に一体の……希少種か」


最後に、ゆっくりと告げた。


ガリオス「……結論を言おう。君たちのステータスはギルド最上位機密とする。外部には一切漏らさない」


あんな&みゆ「ありがとうございます」


ガリオス「そして対外ランクは—— Fランクのまま活動してくれ」


亮「助かりますッ!!」


あんな・みゆ・ルーク

「ただし……パパ(亮さん)」


あんな・みゆ・ルーク

「目立つ行為は禁止。絶対です(よ)!」


ルーク「亮さんが一番危険ですので……」


もっふる「ピィー!」


亮「みんな俺にだけ厳しくない!?」


こうして――

神崎家の“極秘ステータス”は守られ、Fランク冒険者として、目立たず?スローライフを目指すのであった。

ツッコミどころ満載な家族の異世界スローライフ(?)は、確実に騒動の種を増やしていく。


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