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パパ、またやらかしてる! 〜50歳天然パパ、娘2人ともっふるで挑む最強Fランク家族の無自覚無双スローライフ〜  作者: Kou
第二章:王都編 ~平穏を求めたはずが、なぜか騒動の中心に!?~

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第12話 え、パパが勇者!?  王都への街道で人助けー!?

第二章、スタートです。


新しい場所、新しい出会い。

けれど変わらないのは、

なぜか騒動を呼び込むパパと、

それを支える(?)家族の日常。


今回も、楽しんで

読んでいただけたら嬉しいです。

リーネ村を出発して数日。 森を抜け、ようやく王都に続く街道が見えてきた。

大きな道が遠くまで伸びている。 風が草原を渡り、異世界の暮らしの匂いがどこか懐かしく感じられた。


亮「おおっ、これが“王都に続く街道”か! まさに冒険の道って感じだな!」


あんな「はしゃぎすぎ。道間違えないでね」


亮「任せとけ! 俺の勘は鋭いんだぞ!」


みゆ「その“勘”で森に迷いかけた人がいた気がするけど」


もっふる「ピィ〜……」


そんなやり取りをしていると、前方から慌てた声が聞こえた。


商人「うわぁっ、ちょ、ちょっと誰か助けてくれー!馬車が――!」


駆け寄ると、荷馬車の車輪がぬかるみにはまっていた。 積み荷が傾き、馬が不安そうに嘶いている。


商人「動かねぇんだ、どうすりゃいいんだよ!」


亮「任せてくれ。」


あんな「パパ、まさか力ずくでやる気!?」


みゆ「地面がぬかるんでるのに……」


あんな&みゆ「ぜっーーたい無理だってーー!」


亮は袖をまくり、軽く肩を回した。


亮「ま、なんとかなるって!」


そう言って両手で荷馬車の後部を持ち上げようとした――

びくっ……! ぐぐぐ……! ……ぴくりとも動かない。


亮「……あれぇ? こんなに、重かったっけ……?」


商人「え、えぇ……。 だ、大丈夫なのかい……?」


あんな「ほらね、言った通りでしょ。絶対無理なんだから。」


みゆ「計算上、パパの筋力では“持ち上がらない”が正解だから。」


もっふる「ピィ〜……」


みゆ「私にまかせて、《ストーンロック》!」


ぬかるんでいた地面が一瞬に固まり、


馬が軽く引いただけで―― ガラガラッ と馬車が普通に動き出した。


商人「お、おお……! な、なんだ今の!? 魔法か? いや、それにしても、さっきまでビクともしなかったのに、こんなに軽く動くなんて……!本当に助かったよ!何か、お礼がしたいのですけど…」


亮「気にしないでください。困ったときはお互いさまです!」


商人は何度も頭を下げ、馬車を再び走らせていった。

見送ったあと、風が草原を渡り、もっふるの羽毛を揺らす。


亮「……こういうの、いいよな」


あんな「何が?」


亮「誰かが困ってて、ちょっと力を貸せるってやつさ」


みゆ「そういうのが“勇者”って言うんじゃない?」


亮「ははっ、俺、勇者なんだっけ?」


あんな「いまさら!?」


みゆ「でも、今回はパパ何もしてないけどねーー」


もっふる「ピィピィ〜!」


家族の笑い声が青空に弾け、風にのって草原を渡る。 もっふるも楽しそうに羽毛を揺らし、みんなの頬には自然と笑顔が広がった。


こうして――

家族の笑い声と風が草原を渡る中、神崎家ともっふるは王都への道を進み始めた。

ツッコミどころ満載な、家族の異世界スローライフ(?)が、いよいよ第二部スタート


第13話 え、パパが勇者!?  号令係パパと最強姉妹ー!?

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