【外伝】え、もっふるが守り神!? 村を救った、ふわもふの奇跡!
縁側でちょこんと座っていたもっふるは、「ピィ♪」と鳴いて小さく身を伸ばした。
どうやら、今日は“村を見て回る”気分らしい。
あんな「もっふる、どこ行くのー?」
もっふる「ピィ♪」
軽やかに返事をして、もっふるは通りへと歩き出した。 ふわりと金色の羽が光を反射し、村の朝道へ溶け込んでいく。
―――――
村の通りを歩いていると、子供たちが駆け寄ってきた。
子供たち「わあ! もっふるちゃんだ!」
子供A「今日もふわふわ〜!」
子供B「ねぇねぇ、パン屋のおばさんにお届け頼まれてたんだけど、一緒に来てくれる?」
もっふる「ピィ♪」
もっふるは小さく鳴くと、子供たちと並んでパン屋へ向かった。 小さな羽を揺らしながら歩く姿は、通りに明るさを添えていた。
―――――
パン屋のおばさん「まあ、もっふるちゃん! 手伝いに来てくれたのかい?」
もっふる「ピィ!」
もっふるは、焼きたてのパンを運ぶための籠を器用に背負う。
途中で転びそうになった子供を助け、道端に落ちた袋をくわえて拾い上げる。
通りを行く人々が微笑ましく見守る中―― もっふるはいつの間にか、村の“ちいさなヒーロー”になっていた。
―――――
昼過ぎ。 荷物を届け終えたもっふるは、今度は畑の牛車を手伝っていた。
農夫「おお……もっふるちゃん、ありがとよ。おかげで仕事が早ぇ」
もっふる「ピィ♪」
金色の羽が太陽の光を反射し、畑一面をきらきらと照らす。
その光景を見た年寄りたちは目を細め、
年寄り「こりゃぁ、“豊穣の守り神”さまじゃ」
と、ありがたそうに手を合わせた。
その金色の羽は、まるで本当に“守り神”のように輝いていた。
―――――
仕事を終えたもっふるは、村の外れの小道を歩いていた。
ふと、草原の奥からかすかな光が差しているのに気づく。
もっふる「ピィ?」
風に乗って、どこか懐かしい香りがした。 もっふるは首をかしげながらも、その光の方へ向かう。
そこで――小さく輝く“癒し草”を見つけたのだった。 もっふるは優しくその葉をくわえ、羽の中に大事そうに包み込む。
夕方。
村の広場では人々が笑顔で手を振っていた。
村人A「今日はありがとよ、もっふる様!」
村人B「おかげで村が明るくなったよ!」
もっふる「ピィ♪」
誇らしげに羽を広げ、その下から――癒し草を取り出す。
村人「おお、それは“癒し草”じゃねぇか! この辺りでは滅多に見つからねぇ貴重な薬草だ!」
もっふる「ピィ!」
村人たちは歓声を上げ、拍手が広がる。
―――――
家では亮たちが夕食の支度をしていた。
ドアが軽く開き、「ピィ♪」という声が響く。
亮「お、もっふる。帰ったか」
あんな「あのね、今日、村のみんなが“守り神さま”って呼んでたよ」
みゆ「そうなんだー、“守り神さま”ってすごいじゃん!」
もっふる「ピィ♪」
もっふるは胸をふくらませ、誇らしげに羽を揺らした。
――大好きな家族に褒められることが、何より嬉しかったのだ。
もっふるは癒し草をそっと差し出した。
亮「おお、これは……すごいな! スープに入れてみようか」
その夜。
癒し草を混ぜたスープが、家中にやさしい香りを広げた。 湯気の向こうで笑い合う家族の声。 その足元では、もっふるが満足そうにくつろいでいる。
亮「今日もいい一日だったな」
あんな「もっふるの方が、パパより村に貢献してるけどねー」
みゆ「……パパ、完全に負けてるじゃん」
亮「うぅ……パパだって、スープ作ったのに……!」
もっふる「ピィ♪」
ふわりと羽が揺れて、優しい風が部屋を包む。
今日もまた、異世界の片隅で――小さな家族の穏やかな一日が終わった。
こうして――
一羽の小さな優しさが、村全体に温もりをもたらした。
ツッコミどころ満載な、家族ともっふるの異世界スローライフ(?)は、今日もまた、新しい伝説をふわりと刻んでいく――!
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もっふる「ピィー♪」




