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本当にそれ、ダンジョンですか?  作者: ポリエステル100%
中級冒険者の章

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第84話 ユウタのイケメンマッチョ化計画


 ルナ様による愛棒さん弱点克服トレーニングを受けて帰って来たギルドにて、ボクは久しぶりにガチャを引いてみる事にした。やっぱり貯金だけしててもつまらないし、せっかく運がカンストしているのだからレアスキルとか欲しいと思ったのだ。


 それに何より、ガチャマシーンがボクを呼んでいる気がしたのです。キラーン☆


「おいおい、銀カプセル出過ぎだろ……バグってんのか?」


 ギルマスがガチャマシーンをバンバン叩いている。モノに当たるのは良くないと思いますー!


「う~ん、やっぱりギルドにも記録が無いわ~。鑑定結果をギルドに登録させて貰えれば報酬が貰えるんだけど、ユウタ君どうする?」


「登録でお願いしますー」


「わかったわ。じゃあこれ、1つにつき2万ゴールドだから全部で8万ゴールドね。それにしてもルナ様って誰なのかしらねぇ。ユウタ君知ってるんじゃないの~?」


「うぐっ。ボクは何も知りませんー」


 勢いでガチャを9連続でポコポコと回してしまった結果、緑色(グリーン)のカプセル1個、銅色(ブロンズ)のカプセル1個、銀色(シルバー)のカプセルが7個という結果になりました。まさにカンストした運の実力を発揮したと言わんばかりの結果だったのだ。金色(ゴールド)が無かったのは入荷待ちだったに違いない。


 でも問題は中身だ。萎びたマッキュポテトをモキュモキュしながら考えた。



・緑カプセル:萎びたマッキュポテト

・銅カプセル:上級回復薬

・銀カプセル:スキル『変身魔法』

・銀カプセル:ルナ様監修プレミアムコスメセット

・銀カプセル:ルナ様のバレッタ

・銀カプセル:ルナ様のロンググローブ

・銀カプセル:ルナ様のランジェリーセット

・銀カプセル:スキル付与マシーンNo.79『筋肉隆々(マッシブオーラ)

・銀カプセル:スキル『アイテム召喚』




 スキルの件は後で聞くとして、未知のアイテムが出て来た事でギルドは大盛り上がり。ギルマスが慌てて識別カードを持って来て鑑定したくらいです。ガチャから出てくるアイテムで初めてのモノをギルドに登録するとお金がもらえるらしい。やったね、収支はプラスだよ! このままガチャで儲けられるんじゃ……?



【ルナ様監修プレミアムコスメセット】

スペースコロニーに君臨する■■の■■、ルナ様が企画・開発を手掛けた究極のコスメセット。近未来の最先端技術を惜しみなく投入したプレミアムコスメが大集結! これがあればどんな芋娘でも輝けます!

限定10セットしか販売していない超レアモノです。

※ルナ様激おこですよ?


【ルナ様のバレッタ】

スペースコロニーに君臨する■■の■■、ルナ様が愛用するバレッタ。

彗星のように煌めく赤いバレッタは、彗星が落ちて来ても身を守ってくれるだろう。

※ルナ様激おこですよ?


【ルナ様のロンググローブ】

スペースコロニーに君臨する■■の■■、ルナ様が愛用するロンググローブ。

とある男性に対して効果抜群のスベスベ仕様なロンググローブです。

※ベトベトだったので洗濯してあります。でも、ルナ様激おこですよ?


【ルナ様のランジェリーセット】

スペースコロニーに君臨する■■の■■、ルナ様が愛用するエッチな下着。

近未来の技術を集結して作った伸縮自在なフリーサイズの下着。ブラとパンツ、ガーターベルトのセットです。どんなサイズの女性でも最高のフィット感をお約束します。

※脱ぎたてのホカホカです。あと、ルナ様激おこですよ?



「こんな鑑定結果初めてだわ~。この■■(塗りつぶし)って何なのかしら。ユウタ君は何だと思う?」


「うーん、何でしょうね? ボク賢くないのでわかりませんー!」


「もう、こんな時だけ誤魔化すんだから~」


「え、えへへ……」


 ボク分かっちゃいました。名探偵ユウタはキュピーンと閃いたのです。■■(塗りつぶし)に入る答え、それは『■■(ホストクラブ)■■(女王)』に違いありません!


 だってあの王都にある一流店で専用のテーブル席が用意されてるVIPですよ。エチエチなテクニックも凄かったし間違いない。きっとホストクラブに入れたのがボクだけだから、ネタバレ防止のために■■(塗りつぶし)で見えなくしているのだろう。ムフフ、ボクだけが知ってる秘密です。


 でもボクが気になるのは■■(塗りつぶし)の部分じゃない。もしかしてこれ、ルナ様の私物をガチャで召喚しちゃったんですか!?


「まあいっか! さてと、じゃあこのバレッタは恵美さんのクリスマスプレゼントにしましょう。夏子さん、渡して貰えますか?」


「あらあら、いいのかしら~」


 夏子さんにプレゼントしたのに恵美さんにしない訳にはいかないのだ。だってこれから酒場で色々とお世話になる予定だし! 実は諸事情により酒場で仲間を募集出来ないのです。詳しくは今度説明しますのでお許しを。


 七海さんにはコスメセットを持って帰ろうと思います。脱出カードを持ってダンジョン行って持ち帰り金庫探しだな。


「さて、ボクが一番気になってるアイテムを使いますか。ふふふ、これでボクもムキムキマッチョですよー!!」


「お、お前がそれを使うのか!? そこはギルマスである俺へのクリスマスプレゼントだろ」


 ギルマスが物欲しそうに見てるけどダメです。それにギルマスは酷い事を言うのでクリスマスプレゼントは無しです。うへへ、ざまぁ!


 ギルマスに見ら付けるように持ったタブレット端末のようなアイテムには、スキル付与マシーンNo.79『筋肉隆々(マッシブオーラ)』という文字が表示されている。


 ギルマスの話によると、スペースコロニーのダンジョンで交換出来る景品にはスキル付与マシーンがあるらしい。このアイテムを使う事で誰でもスキルを得られるとか。ガチャで狙うより現実的だし、スペースコロニーを攻略する目的はスキル狙いって事だったのか。


 そして筋肉隆々(マッシブオーラ)とはその名の通り、常にムキムキマッチョになれるパッシブスキルなのでしたー!


 魅力を上げた事でカッコイイと呼ばれる事が皆無になってしまったボクは、男らしさを取り戻すためにこれを使おうと思う。お引越しの時に見たあの細マッチョなイケメンみたいになれるはず。ぐへへ。


 タブレット端末に手を伸ばそうとしたところ、背後から誰かに羽交い締めにされた。何やつ!?


「は~い、ユウタ君ストップですよ~」


「なっ、どういう事ですか夏子さん、ちょっ、離してくださいー」


 背中に当たるプニュプニュが気持ちいい。いや、今はそれどころじゃない。何故か夏子さんがボクのムキムキマッチョ化計画を邪魔をするのだ。はーなーせー!


 非力なボクが無駄な抵抗をしていたところ、赤いゲートがキラキラと輝き出した。もしかして……?


「キャハ☆ おにーちゃんったらいいものいっぱい持ってるね~」


「び、ビアンカちゃん……?」


 いつもタイミング良く登場するビアンカちゃんはボクの事を監視でもしているのだろうか?


 ガチャからゲットしたアイテムを楽しそうに吟味しているが、タブレット端末を見つけると、それをポイっと投げ捨てるようにギルマスに渡してしまった。


「はい、この前撮影を手伝ってくれたお礼にコレあげる。さっさと使っちゃって」


「ああっ、ボクのマッチョーっ!」


「い、いいのか!? だがしかし……」


 タブレット端末とボクを交互に見てアタフタするギルマス。それはボクのだからダメですよぉー!


「いいのいいの。ほら、早く早く~」


「す、すまんユウタ! ポチっとな……――うおおおぉぉぉぉぉおお!!」


 タブレット端末のボタンをポチっと押した途端、ギルマスの服が弾け飛んだ。安心して下さい、履いてますから。世紀末覇者な感じでパンツ一丁のムキムキマッチョが出来上がりました。


 筋肉ルーレットを持ちネタにする芸人さんが可愛く見える程にギルマスのマッチョはヤバかった。血管が浮き出てるしテカテカだし、ドクンドクンと筋肉が躍動していた。ボクの想像していたマッチョと違いますよ?


「危なかったねおにーちゃん。使ってたらあんな感じになっちゃってたよ?」


「はわわわわ」


 夏子さんの拘束も解除され、思わず床に崩れ落ちた。もしアレをボクが使っていたら大変な事になっていただろう……。明日の朝起きるとムキムキマッチョなボクが七海さんの横で寝ているのだ。寝起きビックリもいいところだろう。七海さんから『え、無理。離婚ね』って言われる未来が見えた。


「じゃあコレはビアンカちゃんが貰っていくね~」


「えっ?」


 それはルナ様のロンググローブとセクシーランジェリーだった。まあ助けてくれたし、クリスマスプレゼントって事でいいだろう。ビアンカちゃんにだけ渡さないのも悪いもんね。嬉しそうにロンググローブを装備したビアンカちゃんがボクにだけ聞こえるように囁いた。


「…………今度はぁ、これでぇ、ルナがやったようにシコシコしてあげるね♡」


「なっ!?」


 いやらしく上下に動くその手はルナ様とソックリだったのである……。もしかしてビアンカちゃんはルナ様とのエチエチトレーニングを知っているのか!?


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