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本当にそれ、ダンジョンですか?  作者: ポリエステル100%
初級冒険者の章

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第62話 ミリオンゴッド


「おう、良く来たな……って、お、おおお、お前っ、その人はまさかっ!? おいおいマジかよ、こんな事があって良いのか!?」


 はい、やって来ましたギルドです。前回はマジックバッグを持ち帰り金庫に入れたので強制終了しちゃいましたが、今日はもうクリア狙っちゃいますよー!


 何て言ってもボク、童貞卒業しちゃいましたからね!!


 裸で寝たはずなのにジャージ姿です。どうやら裸はコンプライアンス的にNGなようだ。


「へぇ~、ここがユウ君の言ってたギルドなんだね。これが夢の世界なんて信じられないね~」


 キョロキョロと物珍しそうにギルドを見渡している七海さん、どうやら今日はギルマスしか居ないようだ。夏子さんを見たら嫉妬しちゃうかもしれないからラッキーかもしれない。


 まずはこの狼狽えてるギルマスを紹介するか。


「このマッチョな人がギルマスさんですよ。いつもボクの事を虐めて来る酷い人なんですー」


「そうなんだ。初めましてギルマスさん、ユウ君の彼女の七海です。いつもユウ君がお世話になってます」


 七海さんが嫌味を込めて笑顔で挨拶していた。ふふふ、良い気味です!


「そ、その、なんだ。ひよっこ……じゃなくてユウタは良く頑張っている。中級冒険者になるのも時間の問題だろう。君のような美人が傍にいるコイツが羨ましいぜ」


「うふふ、美人って言われちゃったよ、ユウ君♪」


「七海さんは美人ですよー! 大好きですー」


「もうユウ君ったら~」


 上機嫌な七海さんは見ていて安心します。さっきまでのダークな感じの七海さんはダメだと思うのです。


 ホテルに連れ込まれベッドに押し倒されたボクは宣言してしまった。『ボクは七海さんを愛しています。だからボクを七海さんの色に染めて下さいっ!!』と……。


 どうやらそのセリフは七海さんのハートにクリティカルヒットしてしまったらしく、ボクを好きっていう気持ちが天元突破してしまったようなのです。


 鼻息を荒くした七海さんはボクの服を強引に脱がし、体中をペロペロチュッチュとマーキングを始めてしまった。やる気満々な愛棒さんもチュッチュされてしまいました。


 天に向かって自己主張をする愛棒さんの上に跨いだ七海さんがゆっくりと腰を降ろした時、ボクは童貞を卒業してしまったのです。恍惚の笑みを浮かべる七海さんは綺麗でした。


「うわ、これがガチャマシーン? 凄いね~」


 七海さんがガチャマシーンを見て驚いていた。ボクも昨夜の豹変した七海さんにビックリですよ。


 最初は普通のエッチだった。女性上位な体位だったけど寝ながら見上げる美女は凄くエロかった。愛棒さんも空気を読んだのか、スキル『早撃ち』を使わないように頑張ってくれたのです。


 でもそこからが違った。ボクの可愛いお胸をカリカリと引っ搔きながらエッチな言葉を囁いて来るのです。


『ユウ君の悶える姿が見たいな~。ねぇ、このまま奥まで入った状態でジッと動かなかったらどうなっちゃうんだろ~?』


 それは悪魔の囁きだった。恋人繋ぎした状態で碌に動く事が出来ず、腰を動かそうにもグリグリと押し付けられ、愛棒さんはムギュムギュされてしまったのです。


 お酒を飲んで気分が高揚していたからだろうか、七海さんはボクの情けない顔を見てクツクツと笑いキスをしてくるのだ。


 そこからはお察しの通り、ボクが想像していたギシギシアンアンなエッチではなく、女性上位の甘々でドロドロなディープなエッチだったのです。


 でもそのお陰なのか、こうして七海さんとギルドに来る事が出来た。ミッチー先輩の話だと普通に抱き着いて寝るだけじゃダメらしいからね。つまり気を失うまで繋がったまま搾り取られてしまったのです。良く頑張ったな、愛棒……。


 もしかしたら七海さんはビアンカちゃんと同じような『S』に分類される人種なのかもしれない。でも鞭でピシピシとかロウソクでアチアチな感じじゃないからいいよね!


「…………おい、ひよっこ。約束通りコレをやる。彼女とガチャでもやって来い」


「え、いいんですかギルマスー! あざざっす!!」


 ギルマスが約束通りガチャコインを10枚くれました。きっと七海さんに睨まれたのが怖かったのだろう。


「七海さん、実はギルマスが特別にガチャコインを10枚もくれたんです。良かったらやってみませんか?」


「え、いいの? うわ、嬉しい! ギルマスさんありがとう~」


「お、おう。良いのが当たるように祈ってるぜ」


 どうやらビアンカちゃんの時と違って逃げ隠れはしないようだ。ガチャが気になるのかもしれない。


 ボクも引きたいけど、ここは七海さんに譲って好感度を上げておこうと思う。でもこれ以上好感度を上げたらヤバイのか!?


「せっかくですから七海さんが全部使っていいですよ~」


「じゃあお言葉に甘えてガチャっていうのをやらせて貰おうかな。何が出るかな~」


 巨大ガチャマシーンにコインを1枚セットしてレバーをガチャガチャと回す七海さん。どうやらプレミア演出はないようだ。ボクの時はブラックアウト演出だったよね。


 そしてカプセルが出て来ましたが白いです。


「白いカプセルだね。なんだろな~」


 パカンとカプセルを開けると白い煙が広がり、残っていたのは回復薬でした。


「回復薬ですね~」


「ハズレっぽいね……」


「ガハハハッ、これだよこれ! これが普通のガチャだ! ユウタみたいにポコポコスキルが出る方がおかしいんだ。ガハハハハハ!」


 いや、確かにギルマスの言いたい事は分かります。でもそれを七海さんに言うのは間違ってますよ。こんなんだからビアンカちゃんに酷い事されちゃうんだよ。


 七海さんと一緒にジト目を送っておきました。


「聞いた話だとスキルとか魔法って超レアらしいんです。だから気楽に回しましょう!」


「うん!」


 そうしてガチャをどんどんと回して行くのは良いものの、出てくるのはダンジョンで良く見かけるアイテムばかりです。


 次第に七海さんのテンションが下がり、空気の読めないギルマスのテンションが爆上りです。


「どうしようユウ君…………」


 これはマズイと思ったボクは、最後の1枚のコインに祈った。ボクはどうなってもいいので、ちょっとレアなやつをお願いします…………と。


「大丈夫です。次はきっと良いのが出ます。ボクを信じて回して下さい!」


「うん、分かった」


 手渡したガチャコインを祈るように投入した七海さん。そしてレバーを回した時、奇跡は起こった。


「きゃっ、何!?」


 ガチャマシーンが金色に光だし、『GOD』という文字が浮かび上がったのだ。


 良く見るとマシーンの中にあるカプセルが全部金色になっているのだ。


「な、ななななな、なんだとー!? GOD演出だとぉぉぉぉおおお!?」


「知っているのか、ギルマス?」


「ああ……あれは80万分の1の確率で出るという幻のGOD演出だ。必ず金カプセルが出る!!」


「見たまんまやん!!」


 ほんと使えないギルマスだ。でも凄い確率ですね~。金って事はスキルか魔法って事だよね。


「ユウ君、これどうしたらいいの?」


「気にせずレバーを回して下さいー」


「分かった」


 掲示板でもスキルや魔法はレアだからね、それを引き当てるなんてさすがボクの彼女です。


 ガコンと音を立てて出て来た金カプセル、演出はそれで終わりなのかマシーンが普通に戻った。


「何が出るかな~♪」


 ふふ、きっと治癒魔法とかだな。ナース服を着てもらって愛棒を癒して貰うのだ。ふふ、良いかも♪


 パカンと金カプセルを開けた後、モヤモヤと消えて無くなってしまった。つまりスキルか魔法だ!


「何が出ました?」


 七海さんが困惑した顔をボクに向けて教えてくれました。


「催眠魔法って何だろう?」


「…………ぇ?」


 確かにボクは神様に祈った。ボクはどうなってもいいから、ちょっとレアなやつをお願いします…………と。


 エッチな漫画で良くある催眠魔法を『S』に分類されるお姉さんが手にしたらどうなるか、考えるまでもないですね。


 どうやらボクはやってしまったらしい……。

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