表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鬼火

作者: 昼咲月見草

曼珠沙華は光るのです


鬼火のように光るのです


ぼうと光るその花を


提灯のように()げ持って


わたしは小道を行くのです



暗い夜道も安全に


わたしが育てたその花は


燃えて香りを巡らせる


消えずに燃える花の()


闇に負けずに足元照らす



よその夜道の小さな鬼火は


誰かが()げる花火の光


ハーブの鞠と夏白菊


リラに紫陽花 金木犀


1つ1つは小さな鬼火




集まれ 集まれ 香り集まれ


蛍を誘う 静かな玉響(たまゆら)


(くゆ)らせ 渦巻け 火の粉撒け


祈り確かな 光一筋


闇を照らして 魔を祓え




釣浮草は光るのです


夜道をまっすぐ照らすのです


あなたが闇に迷わぬよう


あなたが闇に凍えぬよう


消えぬ光を灯すのです



鬼火とともにいらっしゃい


導かれるままいらっしゃい


道の先には微かな光


夜を抜ければ満開の


陽の光の下 花畑


弥栄 弥栄 我が同胞(はらから)と常春の国 


新たなる世に 永久(とこしえ)







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ