表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/74

1.夢だから思った事言ってもいいよね?

ズーッと夢の中なのかと思っていた。だって、なんかうまく考えが纏まらないし・・・夢なのかなぁって。深く考えず夢の中の出来事として、私の周りに座る人たちの声を聞いていたのだが・・・。


 ちょっと待って、それっておかしいよ?!と、思わず突っ込みをいれたくなった。何にって?私を真ん中に座らせて、おしゃべりをしている三人にだ!




 さて、私が夢の中の出来事だと日々何も考えず過ごしていたのには理由がある。

 だって私は成人した立派な大人で、結婚して、子供もいる。そして、今私の目の前に広げてみた手は、どう見ても幼児の手でしかない。

 ・・・極めつけは、目の前に居る少女達だ。といっても18歳前後の三人なのだが、いわゆるメイド服と呼ばれるであろう服を着用し、ローズガーデン?と思われる程立派な場所に居るのだ。現代日本の主婦としては、そんなロマンティックな状況は夢の中としか考えられないのだ・・・もう好き勝手にさせてもらっても良いのではないか。



 これは、どー考えても夢の中であろう・・・。



 彼女達の話を聞いていて、情報社会といわれている現代日本の情報をうまく活用できているとは大きな声では言えない主婦の私でも・・・え??と思ってしまったのだ・・・ちょっと待って!!絶対にだまされているよ!と。

 最初は、ちょっとした事にフッと考えがそれてしまう状態だったので夢か・・・夢ならそんなもんだな、と思っていたが、この手の話に、疑問に思って色々考え出したらとまらない。


 ・・・だって昼ドラ、午後の情報番組が大好き、主婦なのだから。


 まぁ、このメイド服姿の女性達が夢であろうと無かろうと、関係なく言わずには居られなかったのだが・・・


 だって、それって・・・。


「・・・結婚するする詐欺じゃないの?」


 あっ、間違えた『結婚詐欺』だけでよかったね。


「「「え・・・」」」


 と私の周りにいたメイドさん達は、驚いた顔で、真ん中にいた私の顔を覗きこんだ。

 たぶん今の私の姿は幼児だと思う・・・まだ確認していないのでなんとも言えないのだが、明らかに私が見た自分の手は2歳児くらいであろう。そんな幼児が、口走る言葉じゃない・・・。


 でも夢の中なのだから、思った事を言ったって良いじゃないか?!普段、言いたい事にも口を噤み、近所付き合いを強いられている主婦としては、何の関係もない所で言いたいことを言っても罰は当たらないはずだ!


 さて、脱線したが話しを戻そう。


 だって、おかしくないか?侍女に、求婚する貴族の三男坊・・・。

 家名を確認したのか? 家族を紹介されたのか? 何処で何の仕事をしているのか? 誰か知り合いでも紹介してくれたのか? まして、結婚しよう・・・!なんて簡単に言っているらしいけど、誰か一人でも身内を紹介してもらえたのか?家にばれたら引き離されるから詳しい事は話せないんだ・・・なんてどんな三文小説だ!と言いたくなった。ご都合主義もいいとこだ!


 しかも黙って聞いていれば、休みの度に買い物に出かけ、貴族の三男であまりいい給金がもらえなくて何もプレゼント出来なくてゴメン。と言いながら、自分はちゃっかりと物を買ってもらっているあたりから怪しいすぎる。だから何処でどんな仕事をしているんだよ!


 さっきから、三人は私が真ん中に居るのにもかかわらず、この三人の中の一人・・・ジルの恋バナでも盛り上がっている。聞きたいと思わなくても、色々と考えてしまうのだ。


 私としては、そうそうにお別れする事をお勧めする。


 言いたい事は沢山あるが・・・


「身元確認は大切だよね~何事も☆」


 テヘッ笑顔を浮かべ、ジルを見上げて助言してみた。


 ・・・だって、よくわかんない奴と結婚なんて、後々怖くないか?実家借金まみれかも知れないし~。





 さて、変な言葉を言ってしまった私は、メイド達の手によって早急に室内に連れもどされ、ベッドに寝かされた。


 ・・・夢の中でも、寝るって変だよね。


思いつきにて、さくっと・・・進みます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ