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建前
今から主人公とヒロインが出会うよー
トコトコトコ
ここらへんでなかったことにしたらいいか…。
一人の少女はこの森でなにをしようとしているのか。
その気配をかんじとった、小ノ葉は、声を低くしてご主人とつぶやいた。
「あぁ、行こうか、久しぶりのお客さんだ。」
「ん、取り逃がしはしません。」
「ふっ、いいこだね。」
そのころあの少女は何をしているのでしょうか。
「ここらへんでいいかな…。」
………………ガサガサガサッ
「っだれですか?」
「誰だと思う?」(葉っぱを払いのけながら)
「知るわけないわ、教えて。」
「やだっ★」(黒笑)
少女はカタカタとおびえているフリをして、涙目で少年をみた。