表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/394

60話 思わぬ出会い


 どうやら決まりのようである。ヒナタたちの迷いの森攻略にフラワが同行するようだ。フラワはもうじきゴールドランクに到達するとの噂の凄腕の冒険隊であるアルラウネのリーダーである。そんな彼女が同行するのならこれ以上に心強いものは無いだろう。


「ということで、私が君たちの依頼の同行をすることになった。よろしく頼むよ」

「ありがとう! ……まさかアルラウネのリーダーと一緒に冒険できるなんて光栄だよ」

「ははっ。そう言ってもらえるととても嬉しいよ。ふふ、これは期待に応えなくちゃいけないね。私ならいつでも出発できる。出発の準備ができたら私に声をかけてくれ」


 もう準備完了したのか? ……多分だが、何の準備も必要ないかいついかなる時も準備はしてあるかのどっちかだと思う。……まあ、準備ができてると言っているのだから俺たちが気にすることはないね。俺たちは俺たちで準備をしておこう。


 さて、まずは金庫かな。今の所持金は674G。依頼の報酬でもらった分も含めて結構な額だ。今のところグッズを買う予定は無いけど、今後いつ欲しくなるか分からないからね。

 ……あ、でもあれだな。迷いの森攻略のためにスイートメープルは買っておかないといけないかな。まあ使う予定のないドレインの巻き物を売れば必要なお金は手に入るんだけど、そう何度も金庫に寄るのは面倒じゃない? だからまずは先にショップに行こう。


――

ショップ

――


「なっ! ……コイツは‼︎」


 ショップに入ってすぐにヒナタはそんな声を上げたのだ。


 ヒナタはミセミセのショップに初めて来たわけではない。故に目的のスイートメープルが大体どこにあるのかは把握している。そして何か他に面白いものでもないかと目的の場所に向かいつつ辺りを見ていたところソレを発見したのだ。


 ミセミセのショップには様々なコーナーが設置されている。消費アイテムコーナーや目覚ましなどの生活雑貨コーナーなどそのジャンルはかなり幅広い。そして今日は生活雑貨コーナーにベッドがいくつか置かれていたのだ。

 ……と言ってもヒナタはそれほどベッドに関心はない。自分が普段使っているものでなければどれも一緒と考えているからだ。そんなヒナタがテンションを上げている理由は簡単である。目の前にあるソレはどう見ても普段使っているものとそっくりだったのだ。


「……ウォーターベッド⁉︎」


tips:

ショップの品揃えはランダム。思わぬ掘り出し物に出会えることも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ