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51話 踏破を目指して


「俺たちにもその新しく見つかったダンジョンについて教えてくれ」

「もちろんだよ。果てなき森はね……」


 それからフラワは新しく見つかったダンジョン果てなき森について丁寧に説明し始めた。それによれば果てなき森は潮騒の洞穴から少し歩いた場所にあるガタガタ林道を踏破した先にあると言うのだ。

 つまりそのガタガタ林道というダンジョンを踏破しない限りヒナタたちは果てなき森への挑戦すら不可能という意味である。


「つまり君たちはまずガタガタ林道を踏破する必要があるということだ」

「そこの難易度は……高いのか?」

「普通だね。相性にもよるけど、迷いの森が踏破出来るなら楽に攻略できると思うわ」


 なるほど。確かに転移ポータルを使えばダンジョンまで移動することができるけど、それは到達したダンジョンだけだから俺たちは果てなき森の入り口には転移できない。ダンジョンを攻略するためにもひとまずガタガタ林道とやらを踏破する必要があるんだな。

 ……どうやら気に入られたみたいだし、俺たちはその期待に応えるためにもガタガタ林道を踏破して果てなき森の入り口まで早いところ到達するべきだな。……と言ってもまずその前に潮騒の洞穴と迷いの森を踏破しないといけないけどな。


 ヒナタはフラワとの会話で一層やる気を覚えたのだ。そのやる気そのままにヒナタは掲示板へと向かった。もちろん潮騒の洞穴攻略のついでに依頼もこなしておこうという考えのもとだが、生憎真新しい依頼は見つからなかった。

 これは潮騒の洞穴の踏破に集中しろというメッセージだろう。そう考えたヒナタは所持金をすべて金庫に預けると踏破するために潮騒の洞穴へと向かったのである。


――

潮騒の洞穴 地下1階層

――


 さて、攻略開始だな。今回一応同時進行している依頼が無い訳でもない。地下5階層にいるミニゴンにインスタントラーメンを配達する依頼だ。

 ……ただ今回は依頼のことはあまり考えずに踏破だけを目指していきたい。地下5階層までにインスタントラーメンが手に入っていれば実行するかもしれないけど、無理はしない。……別にこの依頼は踏破してからやったって良いんだからね。



 ……って思ってると簡単に手に入ったりするんだよなぁ。メタモルスイッチも……無いな。


『ヒナタはインスタントラーメンを拾った』


 うん、普通に拾えたな。ミセミセのショップの並びからこれも回復アイテムだとは思うけど、確かめてみようか。


――

インスタントラーメン

スタミナを50回復する。

――



tips:

適正レベル

全てのダンジョンには攻略適正レベルが存在する。地道なレベルアップが攻略の一番の近道になるかも……?

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