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370話 君たちと同じく


「ここにあんたがいることは知っていたからな」

「なんだ知っていたのか。真実の虚構ぶりかな、君たちに会うのは。……もっともこの姿になってからは初めてになるか」


 ここにアクマイドがいることはヒナタたちの知るところである。やや聞いたことのあるその声は記憶の中のアクマイドの声に似ていた。この姿という言い方に少し気にならないでもなかったが、ヒナタは声のする方をゆっくりと見たのである。……そして驚いた。そこにいたのは見たこともないモンスターだったのだから。


「…………誰だ?」

「私の名はマーモルガナ。君たちと同じく進化の極致に至ったものよ」


 ……ここで戦闘開始か。アクマイドと戦うものだとばかり思ってたよ。まさか進化してるとはね。ダクディアは進化の極致にたどり着けなかったなんて言ってたけど、アクマイドは到達していたんだな。……厄介な話だ。


 さて、ボス戦に入る訳だが当然のごとく相手は強敵。何だったら進化の極致に至ったモンスターを相手にするのはこれが初めてだ。回復なしでは突破は不可能だし、ハートのおまもりも使うことになるだろう。

 となると在庫をしっかり把握しておく必要がある。回復できると思い込むのはミスのもとだしな。さて、どうなってる?


――

ブーメラン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

デッカクロワッサン

デッカクロワッサン

スイートメープル

スイートメープル

(1/3)

――


――

スイートメープル

デッカメープル

デッカメープル

デッカメープル

インスタントラーメン

デッカラーメン

デッカラーメン

デッカラーメン

げきにがじる

げきにがじる

(2/3)

――


――

脱出リング

けいけんのたて

ハートのおまもり

ハートのおまもり

ハートのおまもり

あんしグラス

エナジーナッツ

アクアウェーブの巻き物

(3/3)

――


 なるほど、こんな感じね。……こんがりクロワッサンが気持ち少ないような気がするな。いつの間にこれだけ使ったんだか。ま、それを憂ったところで数が増える訳でなし、やるしかあるまい。


 アクマイドは水闇属性だった。マーモルガナって名乗ったんだったか? 目の前のコイツは記憶の中のアクマイドよりも一回りほど大きく、そして顔立ちが一層人間に近い。まあ闇を醸し出してるから女神とかっていうよりは、……魔女に近いかな。わざわざ火属性で攻撃する意味もない。ブーメランで攻めよう。


『ヒナタはブーメランを投げた マーモルガナに30のダメージ』

『マーモルガナのバブルスキン マーモルガナはバブルスキン状態になった』


tips:

マーモルガナ

最強の精霊モンスターの一角。対峙したものは知らぬ間に眠りに落ちる。

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