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345話 デッカシリーズ

――

ショップ

――


「「やあ、ミセミセのショップへようこそ♪」」


 さて、ショップに着いたね。今の手持ちはこんがりクロワッサンが7個に、スイートメープルが4個。1〜2個ずつは補充しておこうかな。……ん? 横に見慣れない似たようなアイテムが並んでるな。見た目はほぼ同じだが、ちょっと大きいのか? ちょっと値札を見てみるか。


――

こんがりクロワッサン 50G

デッカクロワッサン  250G

スイートメープル   80G

デッカメープル    400G

インスタントラーメン 100G

デッカラーメン    500G

ゲキにがじる     80G

――


 なるほど、なるほど。大きく見えたのは気のせいじゃなかったか。これは多分あれだ。上位アイテムだな。値段も相応に上がっているな。……ざっと見る限り5倍かな? 結構値段が張る分性能には期待しちゃうよな。試しに1個ずつ買ってみるか。


「これを買いたい」

「「合計650Gだよ。……ちょうどだね、ありがとう♪」」


 さ、性能チェックだ。まさか性能も5倍とは思わないけど、結構期待してるよ?


――

デッカクロワッサン

こんがりクロワッサンが大きくなってより美味しくなった。HPを全回復する。スタミナを5回復する。

――


――

デッカメープル

スイートメープルが大きくなってより美味しくなった。SPを全回復する。スタミナを5回復する。

――


 おぉ! これ全回復薬だわ。いや、それはかなりありがたい。さすが値段が5倍なだけあるよ。俺はSPが50以上になってるし、アクアはHPが 100を超えてる。

 だからそれ以上の回復手段があればなとはちょっと思ってたんだよ。……ま、欲を言えば2倍から3倍くらいの値段で回復量が倍の消費アイテムが欲しかったな。だって別に倍以上不足してる訳じゃないし。

 何はともあれデッカシリーズは割とアリだな。デッカメープルを追加しておこう。


「これを買いたい」

「「デッカメープルだね? 400Gだよ。……ちょうどだね、ありがとう♪」」


 これでよし、と。残り3枠になっちゃったけど有益な買い物だったな。1000G以上あった所持金がたった84Gしか残ってないや。こんな金額なら別に金庫に寄る必要もないね。


それじゃあ、ユグドラシルの神樹へ行くために最後のオーブを取りに行くとしようか。……いざ、天へと続く塔へ。


――

天へと続く塔

――


 さて、入り口にたどり着いたね。……ここが天へと続く塔か。雲を貫通してる辺り相当高い塔なんだと思うよ。いったい何階層まであるんだか。


 そんなことを考えながらヒナタは目の前の巨大な塔をゆっくりと見上げた。雲を貫通しながらもその塔は一定の大きさを保ち上へ上へと続いているようだ。見る限り階層の広さもそれなりにあるようである。


「ここの最奥部に最後のオーブがあるんだよね?」

「……あぁ、レッドオーブがあるはずだよ」

「長そうなダンジョンだけど、頑張ろうね」

「もちろん」


 会話イベントは嬉しいことが多いけど、今回のは……、ちょっと要らなかったかな。アクアの口からはっきりと長そうと聞くのは中々堪えるものがあるよ。……うん、そうだよな。どう見ても長いダンジョンだよな。行くしかない、行くしかないんだよ。

 さ、そろそろ突入しようか。待ってろよアクマイド! そしてレッドオーブ!


tips:

デッカシリーズ

回復アイテムがデッカくなった。少々値段は高くなるが効果は絶大。

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