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309話 ……条件は?


「……汝、進化を望むか?」

「! ……条件を」

「経験値を稼ぎスキルを習得するのだ。あと1つレベルを上げ、あと1つ火属性スキルを習得すれば汝に更なる力を授けよう」


 ……ふむ、本当にこの方法で進化の条件が分かるんだな。ヒショの話が無ければ絶対にたどり着かない方法だよ。攻略サイトを見ないでこれに自力でたどり着くのは不可能なんじゃない?


 まあいいや。ええと、肝心の条件だけど……。レベルを1上げて、火属性スキルを1つ習得すればいいんだな。ちょっと面倒だけど、進化するためには仕方ないね。レベル上げはダンジョンでどうにかなるとして、火属性スキルを習得ってのは少々難易度が高い。上手く巻き物が手に入ればいいんだけどね……。


「条件が分かったようだな」

「おかげさまでね」

「それじゃあ次は僕の番だ」


 ワクワクを抑えられない表情でアクアは祠へと進んでいった。どうやら試してみたくてしょうがなかったようだ。それを見てヒナタはその場から少し離れた。この位置ならヒナタもその声を聞くことができる。しばらく待つとやはりヒナタにも同じ声が聞こえてきた。


「……汝、進化を望むか?」

「……条件を!」

「経験値を稼ぎスキルを習得するのだ。あと1つレベルを上げ、あと2つスキルを習得すれば汝に更なる力を授けよう」


 ……なるほど、条件がちょっと違ったな。レベルに関しては一緒だが、スキルの方の条件は違うと。……ただ、俺の条件よりはちょっと緩いかもな。属性の指定がされてないから習得できるスキルをとにかく2つ習得すればいいってことだ。


「これで僕も進化することができるのか」

「……これちなみに俺らが進化をしたとして、まだ進化できるっていうことはあるのか?」

「いや、それはないだろう。私の知る限り三度の進化をしたものはいないはずだ。不安ならトップにも聞けばいいだろうが、まあ結果は同じだろうな」


 なるほどね。それじゃあ素直に今判明した条件を達成することを目指そうか。そうと決まればレベル上げとスキル習得を急がないとね。依頼の報酬とかで巻き物が手に入ると一番楽なんだよね。あと討伐依頼だと経験値も稼げていいな。……けど、都合よく依頼があるかな? ま、行ってみればわかるか。それじゃあ拠点へ戻ろう。


――

拠点

――


 さて、拠点に戻ってきたね。巻き物が報酬の依頼はあるかな? …………おぉ、意外とあるものなんだな。それじゃあこれとこれと、……あとこれだね。ふふ、これは収穫アリだな。


――

腹が減って動けないや

依頼主:ガドカリ

目的:こんがりクロワッサンの配達

場所:潮騒の洞穴

ランク:E(10)

報酬:スイートメープル


憎きマチルドを倒してくれ

依頼主:ガドカリ

目的:マチルドの討伐

場所:ガタガタ林道 7階層

ランク:C(40)

報酬:イグナイトの巻き物


森にいるから届けてくれ!

依頼主:ヤタクロー

目的:しんぴのみの配達

場所:果てなき森地下5階層

ランク:C(40)

報酬:ヒートショックの巻き物


あいつは絶対に許さない

依頼主: ヒッポンプ

目的:マチルドの討伐

場所:雷鳴の丘

ランク:S(150)

報酬:プラズマリングの巻き物


帰ってこない……。助けてやってくれ

依頼主:イケメダケ

目的:依頼主の救出

場所:雷鳴の丘3階層

ランク:A(100)

報酬:リーダーシップの巻き物

――


tips:

スキルの巻き物が使えるかどうかは使ってみないと分からない。

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