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305話 空振り

――

ショップ

――


「「やあ、ミセミセのショップへようこそ♪」」


 さて、買い物だな。今の所持金は……、446G。スイートメープルが5個買えるね。ただ、ダクディアとの戦いでこんがりクロワッサンを確か割と使っちゃったんだよね。とりあえず手持ちのアイテムを確認しておくか。


――

石ころ(7)

とがった石(6)

ブーメラン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

こんがりクロワッサン

インスタントラーメン

インスタントラーメン

インスタントラーメン

げきにがじる

(1/2)

――


――

げきにがじる

けいけんのたて

ハートのおまもり

ハートのおまもり

あんしグラス

ディバインナックルの巻き物

(2/2)

――


 ……思ったよりアイテム持ってなかったな。あ、そうだ。ディバインナックルの巻き物あるじゃん。もう一段階進化して使えるようになる可能性はあるけど、消費SP的にそれほど有用そうなスキルにも思えなかったしな。ここで売るのが一番良い使い道だろ。


「これを売りたい」

「「ディバインナックルの巻き物を売るんだね? 400Gで買い取るよ。それでいいかい?」」

「もちろん」


 よし、これで所持金が846Gになった。飛び道具を買う必要はないから全部スイートメープルとこんがりクロワッサンに使って大丈夫だな。……といっても何も全部使う必要もないか。枠はかなり余ってるし、とりあえず4個ずつでいいかな。


「スイートメープルを4個売ってくれ」

「「スイートメープルが4個だね、320Gだよ」」

「……これで」

「「ちょうどだね、ありがとう♪」」

「あと、こんがりクロワッサンも4個売ってくれ」

「「こんがりクロワッサンが4個だね、200Gだよ」」

「これで」

「「ちょうどだね、ありがとう♪」」


 それじゃあ残ったお金は金庫に預けておこうか。


――

金庫

――


「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」

「お金を預けたい」

「一部をお預けになられますか? それとも全額お預けになられますか?」

「全額で」

「かしこまりました。確かに全額お預かりいたしました。ヒナタ様の預金は514Gでございます。またのご利用をお待ちしております」


 これでひとまず準備完了でいいかな。それじゃあ果ての祠へ行ってみよう。


――

進化の祠

――


 ヒナタはポータルを通じて直接進化の祠へ移動したのである。この方法を使えばいつでも果てなき森を踏破することなく進化の祠へ来ることができる。だが、特に来る用事もなかったのでここへ来たのは随分と久しぶりである。


 常夜の森ほどではないがここもそれなりに暗い場所である。頼りになるのは柔らかな青い光を纏う祠。ヒナタたちの目的地である果ての祠であり、進化の祠である。ここで祈りを捧げば進化ができるはずだ。……条件を満たしているなら。


 この辺りだったかとヒナタは祠の前に立った。何となく居心地が悪い気がする。一歩前に進むがどうもしっくりこない。ならば後ろかと半歩後ろに下がると居心地の悪さが急にぷつっとなくなった。どうやらここでいいようだ。静かにヒナタは目を閉じ祈り始めた。


「……汝、進化を望むか?」

「……ああ」

「…………汝はまだ進化できぬ。また来るがよい」


tips:

これ以上進化できない場合と進化条件を満たしていない場合で祠からのメッセージは変わる。

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