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288話 よく似た敵


 特にこの先はそんな遠慮なんてしてるとすぐに力尽きるかもしれないからな。中継地点以降のダンジョンは別世界だったなんてのはよくある話。なるべくお手柔らかに頼みたいものだよ。……ま、いつまでもここにいても仕方ないね。行くか。


――

常夜の森 上層 1階層

――


 上層か、分かりやすいな。ええと、雰囲気が変わっているか確認したかったけど、……何にも見えない。そりゃそうか。さっさと装備しよう。


『ヒナタはあんしグラスを装備した』


 お、これでよく見えるね。雰囲気はさっきとそう変わらない。……ただ、ちょっと背景が複雑になったかな? フロアも狭いままだし、地形が複雑になってそうだ。ウィルストを見逃さないよう注意して進まないとね。


『アクアはけいけんのたてを装備した』


 さ、先へ進もう。一本道だから迷いようがないね。……ふむ、お金が落ちてるな。あとウィルストがいるや。この距離ならブーメラン3発で普通に倒せる、……はず。HPが変わってなければね。


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』

『ウィルストのイグナイト あまり効いていない ヒナタに14のダメージ』


 ほらな倒しきれない。予想通りHPが増えてるな。今までだったらブーメラン3発で余裕をもって倒せてたのにさ。……さすがに4発耐えはしないよな?


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』

『ウィルストを倒した 経験値を232手に入れた アクアはさらに経験値を116手に入れた』


 これでよし、と。……ちょっと取得経験値も増えてるか? ま、HPだけ増えるのはないもんな。そりゃそうだよ。ウィルストはまだいい。問題はアイツだよ、アイツ。倒したい時に倒せないと後が本当に辛くなるからな。遭遇しないことを祈りたいものだよ。


『ヒナタは142G拾った』


 さ、次へ進もう。次のフロアには何があるかな……と。…………ん? フリフラ……じゃないよね。誰だ?


 ヒナタはフロアに入ってすぐフロア内の敵モンスターを見つけたのである。4マス程離れているのでブーメランを投げ続ければ楽に倒せる距離である。とはいえ初見の敵モンスターはそう短絡的に考えるのは危険である。ましてやこの敵モンスター、見た目がフリフラによく似ているのだ。


 忙しなく動く羽根の動きはフリフラそのもの。黄色が目立つややキツめの色合いはフリフラとは少々異なる。そしてかなり肥大化した腹部はその敵モンスターがいかに厄介なモンスターであるかを物語っているようで不気味である。


tips:

常夜の森上層ではフリフラとの自然遭遇はない。……なお遭遇率自体はゼロではない。

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