280話 まだ先は長い?
『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』
『ウィルストの通常攻撃 ヒナタに20のダメージ』
『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』
『ウィルストのイグナイト あまり効いていない ヒナタに10のダメージ』
よしよし、これでゴリ押せたな。次のブーメランでウィルストは倒せる。今までブーメランは外したことはないけど、外れてもまあなんとかカバーはできる。
『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』
『ウィルストを倒した 経験値を205手に入れた アクアはさらに経験値を103手に入れた』
よし、無事に倒せたね。こう何回も使ってるとたまに外れることもあるのかななんて思ったりしたけど、そんな心配必要なかったな。……飛び道具が外れるまたは回避される可能性ってどれくらいなんだろうね? こう当てまくってるとものすごく大事な場面で外しそうでちょっと怖いな。
ま、そうならないように祈りながら進んでいこうか。ええと、HPを回復しておいた方がいいよな多分。次のフロアで誰に遭遇するか分からないしね。
『ヒナタはこんがりクロワッサンを使った ヒナタのHPは100回復した』
よし、それじゃあ先へ進もう。……あ、なんだ。階段が見つかったわ。敵モンスターもいないし、階段周辺でHPを回復させれば事足りたか。
まあ、それはあくまでも結果論でこんがりクロワッサンを使ったことは悪いことではないんだけどね。……おっと、ワープスイッチか。階段の斜め前にワープスイッチがあるのはちょっとやらしいね。勢いよく進んで踏んだら目も当てられない。慎重に進んでいて良かった。
――
常夜の森 8階層
――
……ふむ、8階層でも雰囲気が変わらないのか。下手すると10階層にたどり着いていても雰囲気が変わらない可能性があるな。長いダンジョンはSP管理がシビアになってくるからね。なるべく無駄にSPを使ってしまわないようにしないと。
さて、このフロアには何もないから次のフロアに向かおうか。……左右どっちも同じだけ離れているな。今回の攻略は右に行くことが多い気がするから左に行ってみようか。……お、ヴォンドゥ発見。今回はスキルで倒すぞ。
『ヒナタはブーメランを投げた ヴォンドゥに30のダメージ』
『ヒナタのフレイムカッター かなり効いている ヴォンドゥに82のダメージ』
『ヴォンドゥを倒した 経験値を219手に入れた アクアはさらに経験値を110手に入れた』
よし、無事に倒せたね。フレイムカッターでこんなにも楽に倒せるのにブーメランにこだわって不必要にダメージをくらってた俺は馬鹿だな。……まあ、SPを節約できるならその方が絶対に良いんだけど。
tips:
ブーメランは射程に入っている限り外れることはない。




