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278話 未だ雰囲気は変わらず


 さ、これで切り替え。こんがりクロワッサンひとつで取り返せるミスで良かった。こんがりクロワッサンに感謝して気を引き締めて続きを進もう。

 ……お、これはラッキーと言っていいのかな。ふんすいスイッチだわ。HPも回復したし仮に囲まれてもなんとかなるだろ。それじゃあ次の階層へ行こう。


『ふんすいスイッチ発動! ヒナタは噴水に突き上げられた』


――

常夜の森 6階層

――


『ヒナタは噴水に突き上げられた ヒナタに10のダメージ』


 ……うん、周りに敵モンスターはいないね。アイテムも落ちてないな。それじゃあターンを使ってHPを回復しつつ次のフロアに行こうか。……お、お金発見。


『ヒナタは124G拾った』


 よし、それじゃあ次のフロアに……。おっと、あれはウィルストか。壁の中にいると言っても案外気がつくものなんだね。2マス離れてるから今回はさすがに大丈夫だろ。……一応ログを見直したら……、うん倒れてるね。それじゃあブーメランを3回投げてよう。


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』


『ヒナタはブーメランを投げた ウィルストに30のダメージ』

『ウィルストを倒した 経験値を205手に入れた アクアはさらに経験値を103手に入れた』


 これでよし、と。次のフロアに行こう。……お、階段発見。


――

常夜の森 7階層

――


 7階層だな。このフロアには敵モンスターもアイテムも何も無いと。……しかしあれだな。ダンジョンの背景が全然変わらないね。最初の1階層からこの7階層まで一向に変わる気配がないよ。


 そんなことを考えながらヒナタは心配そうな表情である。というのも今までのダンジョンでは階層が進むにつれてダンジョンの雰囲気が変わるものが多かったのだ。特にオーブのあるダンジョンではそのオーブの色合いに似た雰囲気に途中で変わるのである。


 しかしここ常夜の森では今のところまだ何も変わっていないのだ。ヒナタの感覚では雰囲気が変わって5階層以内にさらに雰囲気が変わるか最奥部にたどり着いていた。


 ここから考えるにその理由は大きく2つ。1つは最奥部まだまだ先で、これからどこかのタイミングで雰囲気が変わるから。もう1つはそもそもオーブがなく最奥部まで雰囲気が変わらないから。どちらの理由もヒナタにとって良いものではない。故にヒナタは心配そうな表情をしているのだ。


 とりあえず前に進むしかないか。次に向かうフロアは……右だな。ふむ、きのみが落ちてるな。このダンジョン結構きのみを拾う気がするね。……気のせいかな?


『ヒナタはせいしんのみを拾った』

 

 せいしんのみね。せいしんが高いのは確か俺の方だな。俺に使おう。


『ヒナタはせいしんのみを使った ヒナタのせいしんが1上がった』


tips:

オーブの光は周囲の環境を変えるほど強い。

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