215話 最早見慣れた
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レッドアイ lv.17 闇火属性
名前:ヒナタ 経験値:2423/8347
ステータス:HP57/57、SP12/51
ちから47、まもり33、せいしん45
スキル:バイト、ドレイン、ブライト、パラライズ、ポイズンアロー、ウィンド、ウォークライ、ナイトメア、ブラックウィング、フレイムカッター、ファイアーチャージ
クラムダー lv.17 水雷属性
名前:アクア 経験値:2489/8347
ステータス:HP79/79、SP 19/40
ちから33、まもり53、せいしん34
スキル:ガード、ショット【水】、バブルスキン、シャイン、アクアカッター、アクアウェーブ、ガードアタック、プラズマショット、ラッキーダイス、セイントクロス、マーメイドララバイ
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ステータス的には余裕がないのか。オトシゴンはスキルを使えば余裕で倒せるが、この残りSPではヒッポンプを攻撃させずに倒すことは難しい。ブラックウィングが撃てなくなるからな。
そしてオトシゴンをSPを温存して倒すのも難しいな。できなくはないがその間にヒッポンプが来ちまう。理想はオトシゴンをさっさと倒してとがった石を当てた状態のヒッポンプと対面すること。
これを実現するにはこうするしか……、ない!
『ヒナタはスイートメープルを使った ヒナタのSPが50回復した』
これで残りのスイートメープルは4個。今回の攻略での枯渇の心配はしてないが、これからのことを思うともう無闇にSPは使いたくないね。
そしてやっぱりあの爪はヒッポンプだったな。爪だけで分かるなんてどんだけ見慣れたんだって話だよ。あいつはひとまず放置してさっさとオトシゴンを倒そう。
『ヒナタのバイト オトシゴンに36のダメージ』
『アクアのシャイン オトシゴンに20のダメージ』
『オトシゴンの通常攻撃 アクアに8のダメージ』
オトシゴンって微妙に倒しきれないんだよなぁ。まあ、次のターンで確実に倒せるから良いんだけどさ。さ、放置して悪かったな。とがった石でも喰らいな。
『ヒナタはとがった石を投げた ヒッポンプに20のダメージ』
『アクアのシャイン オトシゴンに21のダメージ』
『オトシゴンを倒した 経験値を102手に入れた ヒナタはさらに経験値を51手に入れた』
『ヒナタのブラックウィング 2回当たった ヒッポンプに合計40のダメージ』
『アクアのシャイン ヒッポンプに20のダメージ』
『ヒッポンプを倒した 経験値を175手に入れた ヒナタはさらに経験値を88手に入れた』
よし、これで進めるな。残ったとがった石は1個だけ。……もしや今回の攻略で使い切るのか? さすがにもうヒッポンプとは遭遇したくないけど、そう言う訳にもいかないよな、ランダムなんだから。
そう、ダンジョンの階層構造は完全にランダムなのである。そのためフロアから次のフロアに移動するまで何が起こるかは一切予想ができないのである。次のフロアに足を踏み入れたヒナタはそのことを強く実感したのである。彼の目にはこちらをじっと睨みつけるヒッポンプの姿、そしてとがった石のように見えるオブジェクト、さらに次のフロアへと続く階段が映っていたのだ。
tips:
アイテムの温存はプレイヤー次第。ただし温存しすぎて力尽きては元も子もない。




