212話 眠ってもらおう
それにここからモンスターと全然遭遇せずに進めてしまうっていう可能性もあるしな。俺的にはそっちの方が助かるぜ。スイートメープルの節約もしたいしね。あと5個しかないからな。道中で拾えるのがベストなんだけど……、うわ、ヒッポンプだ。
『ヒナタはとがった石を投げた ヒッポンプに20のダメージ』
『ヒナタのブラックウィング 2回当たった ヒッポンプに合計42のダメージ』
『アクアのシャイン ヒッポンプに20のダメージ』
『ヒッポンプを倒した 経験値を175手に入れた ヒナタはさらに経験値を88手に入れた』
いつも通りこれで倒せたと。……こいつを楽に倒せる方法がもっと他にないものかなぁ。一撃が重そうという見た目だけの判断なんだけど、正直一撃で倒されたらハートのおまもりを浪費しちゃうから一度攻撃を受けてみるって選択肢は取れないんだよな。
かと言ってこのままとがった石やSPを消費し続ける訳にもいかない。経験値は一番高いし遭遇したら嬉しいモンスターではあるけど、……いかんせん諸々の消費が重いんだよな。……というか遭遇多くないか? 気のせい?
次ヒッポンプに遭遇したら気のせいじゃないことにするか。さすがにまたヒッポンプと遭遇するってことはないだろ。……ほらな、オトシゴンだ。
『ヒナタのバイト オトシゴンに35のダメージ』
『アクアのシャイン オトシゴンに20のダメージ』
『オトシゴンの通常攻撃 ヒナタに11のダメージ』
『ヒナタの通常攻撃 オトシゴンに24のダメージ』
『オトシゴンを倒した 経験値を102手に入れた ヒナタはさらに経験値を51手に入れた』
よし、先へ進もう。……お、階段発見。
――
嵐の入り口 地下6階層
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さて、地下6階層に着いたな。ここまではかなり順調と言っていい。アイテムの消費は最小限で済んでるし、唯一カニセント相手に苦戦しかけたくらいかな? ……まあ、それの反動と言ったところか。少なくともカニセントの時よりも苦戦はしそうだ。見たことないぞ、階層移動した瞬間に3体のモンスターに囲まれたのは。
ええと、……ガドカリが2体にヒッポンプが1体だな。……ヒッポンプさえいなけりゃもうちょっと楽だっただろうに、こいつがいるからかなりややこしい状況になってやがる。ま、こいつだけ接触してないのは助かったとも言えるか。とりあえずとがった石を投げておこう。あとの2体は……、眠ってもらうか。
『ヒナタはとがった石を投げた ヒッポンプに20のダメージ』
『アクアのマーメイドララバイ ガドカリは眠ってしまった ガドカリは眠ってしまった』
ふぅ、これで一旦は大丈夫だな。それじゃヒッポンプに全力を出そう。
『ヒナタのブラックウィング 2回当たった ヒッポンプに合計40のダメージ』
『アクアのシャイン ヒッポンプに21のダメージ』
『ヒッポンプを倒した 経験値を175手に入れた ヒナタはさらに経験値を88手に入れた』
よし、あとは眠ったガドカリを倒すだけだな。
tips:
マーメイドララバイ 水属性 周囲
美しい歌声でモンスターの眠りを誘う。高い確率でモンスターを眠り状態にする。
消費SP 12 眠り 命中80




