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204話 必要経費


「「やあ、ミセミセのショップへようこそ♪」」

「頼んでいたものはあるかい?」

「「もちろんさ♪」」

「いくらだ?」

「「ハートのおまもりは1個800Gだよ♪」」


 うーむ、結構高いな。今の所持金だと1個しか買えないのか。あ、待てよ。アイテムを売ればいいのか。


「これとこれを売りたいんだ」

「「ブライトの巻き物とインスタントラーメンを売るんだね? 合計で310Gで買い取るよ。それでいいかい?」」

「……もちろん」


 ……310Gの配分は多分ブライトの巻き物が300Gでインスタントラーメンが10Gなんだろうな。あんまり増えた気がしないや。

 ま、それを気にしてても仕方ないね。とにかくこれで所持金が1818Gになった。これでハートのおまもりが2個買えるはずだよ。


「ハートのおまもりを2個売ってくれ」

「「ハートのおまもりが2個だね、1600Gだよ」」

「……これで」

「「ちょうどだね、ありがとう♪」」

「あと、スイートメープルも2個売ってくれ」

「「スイートメープルが2個だね、160Gだよ」」

「これで」

「「ちょうどだね、ありがとう♪」」


 ふぅ、結構お金使っちゃったな。まあでもこれは必要経費だろ。それじゃあ残ったお金を金庫に預けてトップが教えてくれた場所へ行こうか。いざ、嵐の入り口へ。


――

風吹き荒れる祠

――


 さて、風吹き荒れる祠に着いたぞ。一度行ったことがある場所だから転移ポータルですぐに到着できるってのはかなり楽でいいね。

 ええと、トップの話ではここから嵐の入り口っていうダンジョンが続いていると。……入り口はどこだ?


「ねぇ、ヒナタ。あそこが入り口なんじゃない?」

「……どこだ?」

「あそこにぽつんとある祠の奥だよ。ほら、壁が崩れてるあそこだよ」


 ……なるほど、確かにこれはダンジョンの入り口っぽいな。壁が崩れてるって言うのは要するにトップが封印を解いたからこうなったと考えて良さそうだ。……もしかして封印を解くのって結構パワープレイだったりするのか? ま、そんなこと考えても仕方ないね。それじゃあ早速行ってみようか。いざ、嵐の入り口へ。


――

嵐の入り口 地下1階層

――


 おぉ、これは水の中なのか? 息苦しさは特にないけど、周りの壁は岩壁と一部吹き抜けになってるな。そして足元は……、浅い水面なのかな。歩くたびにちょっと水しぶきが跳ねるね。

 ……なるほど、吹き抜けの部分を通ることはできないのか。見る限り水面の色も濃いしモンスターが通れるような深さじゃないんだろうな。……ちなみに水属性モンスターだと通れたりするのか? 試しにアクアを自由に動かしてみるか。


 ……通れるみたいだな。それじゃあちょっと面倒くさいね。あ、アクアはとりあえず戻ってきてもらって……。うん、これでよし。

 水面の深いところでもアクアが見えたってことはつまりここは水属性モンスターが自由に通れる吹き抜けと考えていい。そしてこの雰囲気的にこのダンジョンは水属性モンスターの巣窟と考えて良さそうだ。


tips:

ダンジョンによっては通常のフィールドとは異なることも……。濃い水面は水属性モンスターが、溶岩地帯は火属性モンスターが通ることができる。

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