表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/399

162話 こいつの属性は何だ?


 ……ん? あ、これとがった石か。むちゃくちゃ石ころに見えてたわ。だとしたらかなり嬉しいな。単純にダメージが倍だから石ころに比べてかなり使い勝手がいいんだよな。

 ……ということはこのダンジョンとがった石が結構落ちてたりする? 飛び道具としてかなり優秀だからなるべく拾っておきたいな。


 ……かと言って無闇に歩き回るのも良くないか。このダンジョンが何階層まであるか分からないしそもそもまだこの階層の階段を見つけられてないんだよな。次のフロアには何があるかなぁ……。

 お、階段だ。……でもそれほどラッキーでも……ないかな?


 ヒナタが足を踏み入れたそのフロアには上の階層に向かう階段とその右側と後側にそれぞれモンスターがいたのである。右にいるのは見知らぬ鳥のようなモンスター、後ろにいるのはフリフラである。

 4×4マスしかない狭いフロアでヒナタたちは知らないモンスターとの初戦闘とフリフラの増殖を押しつけられたのだ。しかも階段があるため引き返すわけにもいかないというおまけつきである。


 ……ここで知らないモンスターとの戦闘かあ。黒っぽい鳥だから多分モチーフは烏だろ? 見た目的には闇属性のモンスターだろうけど、フクロウモチーフのコノハウルが風属性だったことを考えると風属性の可能性も捨てがたい。


 闇属性のモンスターだったら俺の通常攻撃とアクアのシャインで確実に倒せてフリフラに集中できる。ただ、違った場合は無駄にターンを消化することになっちゃう。それはフリフラのことを考えると避けたい。

 ……とりあえず今フロアにいるのは俺だけだからアクアにもフロアに入ってもらうか。ええと、モンスターの配置と階段の位置関係的に……、右かな。


『フリフラのスワーム フリフラは仲間を呼んだ』

『フリフラが現れた』


 うわ、もう増えたの? しかもスワームの方じゃん。発動確率60って別に特段低くはないからな。

 ……まあ、いいや。これは仕方ない、受け入れよう。幸い知らない方のモンスターは予想通り前に来てくれたからね。完全に悪い流れではないはず。

 この知らないモンスターが風属性である可能性がちょっとだけチラつくが、スワームで増えたとなるとSPはなるべく節約しておきたい。ここは闇属性だと信じてシャインで攻めよう。


『ヒナタの通常攻撃 ヤタクローに17のダメージ』

『アクアのシャイン かなり効いている ヤタクローに30のダメージ』

『ヤタクローを倒した 経験値を132手に入れた』

『フリフラのダブルダブル フリフラは分身した』


 よし、これであとはフリフラだけだな。……といっても数は3体に増えてるけどね。3体、……3体かぁ。ギリギリいけたりしないかな。ログを見る限り……、アクアに4ダメージか。となると俺には5とか6とかか? ちょっとステータスを確認してみようか。


――

レッドアイ lv.15 闇火属性

名前:ヒナタ 経験値:2605/3413

ステータス:HP50/50、SP34/46

ちから40、まもり30、せいしん38

スキル:バイト、ドレイン、ブライト、パラライズ、ポイズンアロー、ウィンド、ウォークライ、ナイトメア、ブラックウィング、フレイムカッター


クラムダー lv.15 水雷属性

名前:アクア 経験値:2605/3413

ステータス:HP67/67、SP 20/36

ちから29、まもり43、せいしん30

スキル:ガード、ショット【水】、バブルスキン、シャイン、アクアカッター、アクアウェーブ、ガードアタック

――


tips:

ヤタクロー

暗闇を好む鳥型のモンスター。とても知能が高くスキルを駆使してどんどんと相手を苦しませることが大好き。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ