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150話 念願の……


――

金庫

――


「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」

「お金を引き出したい」

「一部を引き出されますか? それとも全額引き出されますか?」

「……全額で」

「かしこまりました。確かに全額引き出されました。ヒナタ様の預金は0Gでございます。またのご利用をお待ちしております」


 いくら引き出すか考えるの面倒だったから全額引き出しちゃったぜ。3000Gは超えてるはずなんだけど、今の所持金はいくらだ……。3913Gか、結構あったねよしよし。

 それじゃあミセミセのショップに行こう。念願のウォーターベッドだ。ふふ、楽しみだよ。


――

ショップ

――


「「やあ、ミセミセのショップへようこそ♪」」

「頼んでいたものはあるかい?」

「「もちろんさ♪」」


 ミセミセは得意気な表情である。視界の端にウォーターベッドが見えているのはショップに入った時から見えていた。それなのにこのやり取りをしたのは恐らくヒナタが嬉しくなったからなのだろう。それだけ欲しかったのだ。


「「ちょうどだね、ありがとう♪」」


 よし、無事に買えたな。

 ……実はちょっと心配事があって、仕入れを頼んでから果てなき森の攻略が始まったからともすると仕入れて日が経って無くなってる可能性があったんだよね。出張ショップで買えたら良かったんだけど、さすがに出張ショップに生活雑貨は売ってなかったし、無くなってたら割とショックだったよ。うん、買えてよかった。


――

拠点

――


 それじゃあ早速模様替えだ。ショップで見た限りだと結構大きいサイズだったんだよね。拠点に置いたらちょっと狭くなっちゃうかな……。ま、それは置けば分かる話だな。ルームメーカーを起動しよう。


 ルームメーカーの操作を終えたヒナタの目の前にはかなり大きめのウォーターベッドが置かれたのである。ヒナタとアクアたちが今まで寝ていたのは干し草で作られた簡易なものであり、それに見慣れたせいかかなりの存在感をヒナタは覚えた。


 ……おぉ、ウォーターベッドだ。こう……、なんて言うか……、良いね! ついにここまで来たかっていう達成感があるや。うんうん。……って言うか地味にこれアクアと兼用なんだな。だってアクアのベッド無くなってるし。と言うことはこれキングサイズ? ふふ、高い買い物のはずだよ。

 ちなみにこれ触ったりできるのかな? 

 …………おぉ、触れるぞ‼︎ 置くだけのアイテムと思わせてからの触れる感動。これはウォーターベッドそのものの感触だわ。……当たり前だけど。

 いやぁ、これだけでも買った甲斐がある。実際に寝たりはできないから期待してなかっただけに感動がより大きいや。




tips:

一部のグッズは触ることができる。試しに触ってみると面白いことが起きる……かも?

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