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149話 トップはギルドにいない


 よし、無事に習得できたな。ちなみに今俺はいくつのスキルを習得してるんだっけ? 確認しておくか。


――

レッドアイ lv.15 闇火属性

名前:ヒナタ 経験値:2037/3413

ステータス:HP50/50、SP46/46

ちから40、まもり30、せいしん38

スキル:バイト、ドレイン、ブライト、パラライズ、ポイズンアロー、ウィンド、ウォークライ、ナイトメア、ブラックウィング、フレイムカッター


クラムダー lv.15 水雷属性

名前:アクア 経験値:2037/3413

ステータス:HP67/67、SP 36/36

ちから29、まもり43、せいしん30

スキル:ガード、ショット【水】、バブルスキン、シャイン、アクアカッター、アクアウェーブ、ガードアタック

――


 ……10種類か。結構増えてきたな。そろそろ上限に達する前にどのスキルを代わりに捨てるかを考えておかないとな。今のところ一番不要なスキルは……、ウォークライかな。効果は強いんだけどSPを使うほどじゃないんだよね。


 それじゃあそろそろ出発しようか。とりあえず最初はミセミセのショップでウォーターベッドを買って……。あ、でもその前にお金を下ろしてこないとな。お金が手元にないとさすがに売ってくれないしね。

 ……あれ? そういや朝礼ってまだか? ……やっべ。完全に忘れてた。


 朝礼を思い出したヒナタは急いで皆の待つ場所に向かった。ギルドの仲間はヒナタたちを見て少し驚いた表情をしていた。

 やはり遅刻かと思ったが、そう言えば進化で姿が変わっていたことを思い出しヒナタはほっと胸を撫で下ろした。そもそもまだトップが部屋から出てきていない。故に朝礼はまだ始まっていないのは明白である。


 しかしヒナタたちが来たのを確認したヒショがゆっくりと口を開いたのだ。


「……よし、全員集まったな。それでは朝礼を始める」

「あれ? トップがまだだろ?」

「トップは用事があって今日からしばらくギルドにはおられない。……つまりお前たちが一番最後だ」


 やはりヒナタたちが一番遅かったらしい。遅刻とまで言っていないのは恐らくヒショの優しさだろう。そんなことを考えながらヒナタは朝礼を聞いていた。もっともカットされているので内容は全く頭に入らないのだが。


「……それでは、解散」


 お、朝礼が終わったか。トップがギルドにいないってのは初めてのことだな。……何かあったのかな? トップが帰ってきたら聞いてみるか。

 ……もしかすると何かのイベントの可能性もある。トップ不在の間に何らかのアクションが必要な系統のイベント。…………何をしたら良いか分からないな。ひとまず考えないようにして普通に過ごそう。まずは金庫に行こうかな。




tips:

朝礼を受けずに一日を終えることはできない。

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