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130話 フリフラは群れる


 おお! いっぱいの経験値だ。101……、今までのダンジョンと比べると一番多いかも。迷いの森と同じくらいかそれ以上の難易度だな。まあ、迷いの森と同様に強力な同行者がついてるし俺たちも強いから何とかなる難易度だな。

 ……そう考えるとさっきのフリフラの経験値はかなり少ないな。通常攻撃のダメージだけで倒せるほど脆くもないし、強めのスキルを使うほど経験値が美味いモンスターでもない。……なるべく遭いたくないものだな。お、階段だ。


――

果てなき森 地下2階層

――


 さて、このフロアには何があるかな? ……アイテムがひとつ。それとフリフラがいるな。それじゃあさっさとフリフラを倒してアイテムを回収するかな。とりあえず石ころでも投げておくか。


『ヒナタは石ころを投げた フリフラに10のダメージ』

『フリフラのダブルダブル フリフラは分身した』


 ……ん? 2体に増えたな。……分身した? それアリなの?


 とりあえず牽制をしようとヒナタはフリフラに向かって石ころを投げたのである。無論近づいてくるまでにダメージを稼いでおこうという考えである。

 しかしフリフラはヒナタたちには近づかず、スキル:ダブルダブルを使って分身したのだ。

 こうしていきなり敵モンスターが2体に増えたのだが、フリフラの恐ろしさはこんなものではない。フリフラは見かければ真っ先に倒すべきモンスターなのである。


 分身するのは結構厄介かもしれないな。さっさと倒すべきか。それじゃあ近づいて……


『フリフラのダブルダブル フリフラは分身した』

『フリフラのスワーム フリフラは仲間を呼んだ』

『フリフラが現れた』

『フリフラのダブルダブル フリフラは分身した』


 ……待て待て待て。5体? 増えすぎだろ。ええと、……スワームは別のスキルか。仲間モンスターを呼ぶ効果だな。まあ呼ぶのはフリフラだろうし結果はダブルダブルと一緒だ。問題はこのスキルその場でいくらでも発動できそうなところだ。止める手段が無い。


 範囲攻撃の手段があることはあるんだが、一撃では倒せないし、SPがもったいないんたよな。……いや、一気に倒せるならアリか。それじゃあアクアのスキルをアクアウェーブに指定して……、よし全部倒すとしようか。

 今俺、アクア、ヒショは横一列に並んでるんだよね。アクアウェーブは周囲攻撃だから真ん中にアクアがいた方がやりやすい。つまり配置を変える必要性はない。ただ、なるべくフリフラにスキルを使わせずに近づけさせたくはある。……一度横に移動してみるか。


『ヒショのストリーム フリフラに33のダメージ』

『フリフラを倒した 経験値を69手に入れた』

『フリフラはインスタントラーメンを拾った』


 おお、ストリームか。ヒショは移動せずに直線攻撃で狙ってくれたんだな。うん、ありがたい。……今倒したフリフラってダメージを与えてた奴だっけ? 体力は結構あるイメージだったが、気のせいか?

 まあ、いいや。これで今2体のフリフラが俺とアクアの目の前にいるな。これでアクアウェーブを使えば一気に倒して経験値をガッツリ稼げるぞ。とりあえず倒せるように通常攻撃で削りをいれていくか。



tips:

スワーム 無属性 自分

自分の群れに助けを呼びかける。確率で仲間を呼ぶ。

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